環境科学の座標軸を提示する
環境科学院・地球環境科学研究院では、優れた海外の大学機関等と研究・教育で幅広い交流を行うため、部局間交流協定を進めています。
このたび、本学院・研究院が中心となり、本学理学院・研究院、低温科学研究所と共に、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所（SIO-UCSD）との部局間交流協定を新たに締結いたしました。スクリプス海洋研究所は世界的に有名な研究所の一つであり、海洋、大気、気候に関連する様々な最先端研究が日夜行われています。
写真：SIO-UCSDでの締結式にて（3月17日開催）。Margaret Leinen所長・副学長（左）と久保川学院・研究院長（右）
カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所公式Webサイト
https://scripps.ucsd.edu/
第６回（平成２７年度）日本学術振興会 育志賞受賞者に，生物圏科学専攻博士後期課程３年 渡邊美穂さんが決定いたしました。
日本学術振興会 育志賞は，将来，我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで，その勉学および研究意欲を高め，若手研究者の養成を図ることを目的として，平成22年度に創設されました。大学長経験者等の有識者にて構成される選考委員会で厳正な審査が行われ，このたび第6回目の受賞者に本学から1名が決定されました。
授賞式は，平成28年3月2日（水）に日本学士院において行われます。
受賞に関する詳細は，下記HPを参照願います。
http://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/kettei_6_h27.html
環境科学院に所属する下記9名の教員が，平成27年度北海道大学研究総長賞および教育総長賞を受賞しましたので，お知らせします。
【研究総長賞】
＜優秀賞＞
地球圏科学専攻 大気海洋化学・環境変遷学コース 杉本 敦子 教授 （地球環境科学研究院）
＜奨励賞＞
生物圏科学専攻 水圏生物学コース 宮下 和士 教授（北方生物圏フィールド科学センター）
環境物質科学専攻 ナノ環境材料コース 七分 勇勝 准教授 （地球環境科学研究院）
地球圏科学専攻 大気海洋化学・環境変遷学コース 鈴木 光次 准教授 （地球環境科学研究院）
地球圏科学専攻 大気海洋科学・環境変遷学コース 西岡 純 准教授（低温科学研究所）
環境物質科学専攻 光電子科学コース 野呂 真一郎 准教授（電子科学研究所）
【教育総長賞】
＜優秀賞＞
環境起学専攻 実践環境科学コース 山中 康裕 教授（地球環境科学研究院）
＜奨励賞＞
環境起学専攻 人間・生態システムコース 根岸 淳二郎 准教授（地球環境科学研究院）
地球圏科学専攻 大気海洋物理学・気候力学コース 青木 茂 准教授 （低温科学研究所）
地球環境科学研究院 梅澤大樹准教授が，「平成２７年度日本化学会北海道支部奨励賞」を受賞しましたので，お知らせいたします。
受賞に関する詳細については，下記URLを参照願います。
http://homepage1.nifty.com/csjh/goannai_shibukakusyo.htm
地球環境科学研究院 杉本敦子教授が，インターネットを通じた世界配信番組「GiFT2015（Global Issues forum for Tomorrow ）」に出演されましたので，お知らせいたします。
詳細については，下記URLを参照願います。
センター兼務教員がGiFT2015（Global Issues forum for Tomorrow ）に出演しました（11月8日）
http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/gift/detail.html?sid=121
地球環境科学研究院 山本正伸准教授が，「2014年度地球環境史学会貢献賞」を受賞しましたので，お知らせいたします。
受賞に関する詳細については，下記URLを参照願います。
http://paleo10.org/rr/award2014.html
2009年3月、生物圏科学専攻博士後期課程修了の小森田智大氏（熊本県立大学環境共生学部講師）が、
2015年度日本ベントス学会奨励賞を受賞されましたのでお知らせします。
受賞に関する詳細については，下記URLを参照願います。
http://benthos-society.jp/
北海道大学は持続可能な社会の実現に向けた大学の取り組みを報告する環境報告書を年度ごとに発行しています。今年度の『環境報告書2015』では、地球環境科学研究院の大原雅教授が取り組んでいる希少動植物の保全などについても取り上げられています。また、本学の環境配慮促進専門委員会へは環境科学院より2名の教員が参画しています。
環境報告書の全文については以下のリンクよりご覧いただけます。
http://www.osc.hokudai.ac.jp/kankyo2015/
生物圏科学専攻博士課程２年 辻 泰世さんが、９月２日〜５日に本学で開催された日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会において、日本プランクトン学会の学生優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは、「亜寒帯汽水湖における微細藻類出現トレンドの連続定点観測と粒状有機物構成要素検討への定量的利用」でした。
辻さんは、昨年度に引き続き２年連続の受賞です。
環境科学院では今年度より、在学中に行った優れた研究を学術論文として発表した在学生および元在学生を表彰する松野環境科学賞を創設しております。
厳正な選考の結果、記念すべき第一回の受賞者は以下の4名に決定いたしました。
※授賞理由、論文概要などはリンク先をご覧ください。また、北大リポジトリHUSCAPへの登録があるものについては、論文全文もご覧いただけます。
Chungwan Lim 氏
【対象論文と授賞理由（PDF）】
【論文概要】
榊原大貴 氏
【対象論文と授賞理由（PDF）】
【論文概要】
【論文全文（HUSCAP）】
深谷肇一 氏
【対象論文と授賞理由（PDF）】
【論文概要】
【論文全文（HUSCAP）】
平山純 氏
【対象論文と授賞理由（PDF）】
【論文概要】
授賞式は2015年9月25日（金）14時より行われる学院ホームカミングデーにおいて執り行われます（詳細は同窓会ホームページ）。
参考：「松野環境科学賞の創設について」
学院環境科学院 森林環境学コース 齊藤隆 教授（北方生物圏フィールド科学センター）が第13回（2015年）「日本生態学会賞」を受賞しましたので，お知らせいたします。
受賞に関する詳細については，下記URLを参照願います。
http://www.esj.ne.jp/esj/award/gakkai/13.html
平成27年7月14日付で、下記研究成果に関するプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。
昆虫の共生のための細胞がどのようにできるかを解明 −形態形成遺伝子の転用による細胞の発生と進化−（PDF）
環境科学院では今年度より松野環境科学賞を創設いたします。この賞は、本学名誉教授である松野太郎先生が2013年度ブループラネット賞を受賞された際にご寄付くださったお金を原資として、環境科学院で優れた研究を行った在学生または元在学生を顕彰するものです。
対象は、本学院在籍中に行った研究について、授与年の前2年の間に査読つき学術誌に筆頭著者として論文が掲載された在学生または元在学生に限ります。
毎年4編以内の論文が選考委員会により選ばれ、賞状と賞牌および賞金が贈呈されます。
記念すべき第1回となる今年の授賞式は9月に行われるホームカミングデーを予定しています。
選考結果については随時ホームページなどを通して公表していく予定です。
※なお、候補者選考は専攻長の推薦によるため、一般募集は行いませんのでご了承ください。
7月14日(火)16:30から環境科学院C103室でEESセミナーを行います。
プエルトリコ医科大学のAbel Baerga-Ortiz博士に海産微生物における多価不飽和脂肪酸(LC-PUFA)の合成酵素について講演していただきます。
DHAやEPAといったLC-PUFAはヒトの必須栄養素ですが、そのほとんどが海産微生物が合成したものに由来します。Baerga-Ortiz博士はLC-PUFAを合成する酵素の作用機構を次々と明らかにしてきました。エレガントでとても興味深い研究についてご紹介いただけると思います。
多くのみなさんのご参加をお待ちいたしております。
吉田磨仁
研究院アワーのお知らせ（EES seminar）
Time: 2015年7月14日（火）16:30-18:30
Place: C103
Speaker: Abel Baerga-Ortiz, PhD
Chair: 吉田磨仁
主催: 大学院地球環境科学研究院
後援: 北海道分子生物研究会
Title:
Enzyme structure and mechanism in the biosynthesis of polyunsaturated fatty acids by marine microbes.
Abstract:
Long-chain polyunsaturated fatty acids (lcPUFAs) are important nutrients that play a role in the development of the human brain and eye. They are made with high efficiency by a number of marine organisms using a widely conserved set of enzymes that assemble the fatty acid product by the joint action of protein domains that are joined by a polypeptide linker. Our group at the University of Puerto Rico has attempted to shed light on how these conjoined or tandem enzymes drive this unique biosynthetic process. It is our hope that by elucidating the inner workings of this peculiar biosynthesis machinery, we will be able to harness its activity for industrial production of lcPUFAs.
平成27年6月22日付で、下記研究成果に関するプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。
札幌の都市化が気温の長期変化に及ぼす影響の評価（PDF）
平成27年6月16日付で、下記研究成果に関するプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。
サンショウウオの形態変化を引き起こす分子メカニズムの一端を解明（PDF）
5月27日（水）15時から環境科学院C204-1室でEESセミナーを行います。
今回はノーザンミシガン大学で淡水生態系の研究をしているJill Leonardさんに、北米五大湖の移入種問題についてお話し頂きます。
外来二枚貝やハゼ科魚類の移入により在来種の食性が急速に変化したり、水鳥のボツリヌス中毒症に外来種が関与していそうなことなど、興味深い研究結果を報告して頂く予定です。
幅広い環境問題を扱っているため多くの方に興味を持って頂けると思います。
皆さまのご参加お待ちしております。
小泉逸郎
研究院アワーのお知らせ（EES seminar）
Time: 2015年5月27日（水）15:00-16:30bio-senko@ees.hokudai.ac.jp
Place: C204-1
Speaker: Dr. Jill B.K. Leonard
Chair: 小泉逸郎
Title: Great Lakes Invaders: Changes to the Lake Michigan Food Web and Their Links to Botulism Toxicity
Abstract:
The Laurentian Great Lakes in North America are the largest group of freshwater lakes in the world and contain ~21% of the surface freshwater on the planet. The lakes vary in ecological conditions from the relatively pristine and oligotrophic Lake Superior to the more eutrophic and anthropogenically impacted Lake Erie. All the lakes have been subjected to substantial human modification including water diversion, pollution, and non-native species introductions. While some non-native species introductions have been intentional (e.g. Pacific salmonids), many more have been unintentional and some of these species have caused dramatic ecological changes in the lakes. In two studies, we have been working to understand alterations caused by the introduction of dreissenid mussels (Dreissena spp.) and round goby (Neogobius melanostomus) in Lake Michigan.
First, we evaluated the change in diet of the piscivorous burbot (Lota lota) over a 16 year (1996-2012) sample series from eastern Lake Michigan. Burbot dramatically shifted their diet from alewife (Alosa pseudoharengus) and freshwater sculpin (Cottus spp.) to round goby. Goby first appeared in the diet in 1999 and became frequent in 2006 reaching ~56% of all items consumed by 2012. This change is important because it demonstrates the ability of this native predator to take advantage of a new, invasive, prey source. Our data also suggest that native predatory species may be able to impact invasive species population dynamics and bring nutrients sequestered to the lake bottom back up into the water column through round goby consumption.
In the second study, we also worked to understand the prey consumption dynamics of top-level predators; however, we focused on waterbirds such as the common loon (Gavia immer), piscivorous and molluscivorous ducks, and double crested cormorants (Phalacrocorax auritus) which have been the victims of botulism type E mortality in Lake Michigan. We were able to evaluate stomach contents of recently dead waterbirds collected from several areas in northern Lake Michigan and confirmed that most species had been feeding on round goby immediately before death. Several other species had fed substantially on dreissenid mussels. This data confirms that native species, including migratory waterbirds, are shifting their diet to the abundant invasive species in Lake Michigan and suggests two additional potential pathways for botulism to affect birds: directly through mussel consumption and less directly through the consumption of intoxicated round goby.
2015年5月15日（金） (May 15, 2015) 15:00-16:30
Place： 環境科学院D103
Speaker： 相川 高信 (Takanobu Aikawa)
（三菱UFJリサーチ＆コンサルティング）
Chair: 小泉 逸郎 (Itsuro Koizumi) （生物圏科学部門）
講演題目: 生態学人材育成の社会化に向けて
要旨 (Abstract) :
持続可能な社会の構築のために、生物多様性保全や生態系サービスの持続可能な利用の重要性が認識されつつあり、生態学をバックグランドとして持つ人材が活躍できる可能性がある社会が到来しつつあります。他方で、アカデミアを除いては、生態学を学んだ人材の活躍の場は限られているのが実態であり、需給に構造的なミスマッチが生じている可能性があります。
確かに、生態学人材を受け入れる労働市場や政策制度の状況は欧米諸国と異なり、特に日本ではその構造をすぐに変えることは困難です。しかし、人材育成システムについては、自然科学と社会科学との融合や実践的なトレーニングを取り入れつつある欧米諸国を参考にしながら、日本社会の課題文脈を捉えることで、改善の余地が大いにあると考えられます。
本報告では、森林生態学を学んだ後、森林政策や森林管理の実務にコンサルタントとして携わってきた経験に、現在社会人大学院生として行なっている社会科学的アプローチでの研究の知見を加えて、今後の生態学人材の育成をどのように行っていけばよいのかについてのアイデアを提示します。事例として、専門とする森林分野に加えて、共同研究を行なった都市緑地分野での取組についても取り上げる予定です。
相川さんは京大の森林生態学で修士号を取得した後、三菱系列の会社に就職し
森林・林業政策などのコンサルティングをされています。
http://www.murc.jp/corporate/professionals/37469
今年の生態学会のシンポジウムやフォーラムにも招待されており
「生態学を社会に浸透させるには」といった内容で講演されていました。
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/62/U04.html
一般企業からの目線で、どうやったら生態学を社会で使えるものにするか
といったヒントを非常にクリアに話してくれてとても感銘を受けました。
今後生態学のバックグラウンドを活かした職場に就きたいと考えている
人達にはとても参考になると思います。
興味ある方は是非ご参加下さい。
大学院地球環境科学研究院 生態保全学分野の大原雅教授が、第23回（2015年）松下幸之助記念奨励賞を受賞しました。
植物の生活史研究から環境教育へ
受賞理由
エンレイソウ、カタクリなど春植物の生活史や繁殖生態を、フィールド調査と遺伝解析、数理モデルを組み合わせた手法で長年にわたって研究し、顕著な業績をあげた。
また自然の中で逞しく、また美しく生きる植物の生き生きとしたすがたを環境教育の場で広く紹介するとともに、北海道の自然を保全する活動も高く評価された。これらの成果は今後のさらなる発展が期待できるものである。
松下幸之助花の万博記念賞HP
http://matsushita-konosuke-zaidan.or.jp/works/flowerprize/lecture/2015/index02.html
大学院地球環境科学研究院 生態保全学分野 小泉逸郎 准教授が，2014年度日本動物学会論文賞（Zoological Science Award）を受賞しましたので，お知らせします。
環境科学院に所属する下記４名の教員が，平成26年度北海道大学研究総長賞および教育総長賞を受賞しましたので，お知らせします。
【研究総長賞】
地球圏科学専攻 大気海洋化学・環境変遷学コース 山下洋平 准教授 （地球環境科学研究院）
西岡 純 准教授 （低温科学研究所）
雪氷・寒冷圏科学コース ｸﾞﾚｰﾍﾞ,ﾗﾙﾌ･ｷﾞｭﾝﾀｰ 教授 （低温科学研究所）
【教育総長賞】
地球圏科学専攻 雪氷・寒冷圏科学コース 杉山 慎 准教授 （低温科学研究所）
地球圏科学専攻，大気海洋物理学・気候力学コース 大島慶一郎教授が，日本海洋学会2015年度春季大会において「日本海洋学会賞」を受賞しましたので，お知らせします。
今回の受賞は、大島教授がこれまで取り組んできた、「海氷域の変動とその海洋循環に与える影響に関する研究」に対して贈られたものです。
http://wwwod.lowtem.hokudai.ac.jp/jusyo/ohshima_jos_prize.htm
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研究院アワー（EES seminar）を下記の通り開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
Date: 13 March 2015 (Fri) 15:30- 17:30
Place: 環境科学院/地球環境科学研究院 D103
D103, Graduate School of Environmental Science
Chair: 石川守（統合環境科学部門）, 杉山慎（低温科学研究所）
Mamoru Ishikawa (EES), Shin Sugiyama (ILTS)
(1) Dr. Thorben Dunse (University of Oslo, Norway)
A surge of the Austfonna ice cap, Svalbard, promoted by a
hydro-thermodynamic feedback to summer melt
(2) Dr. Sebastian Westermann (University of Oslo, Norway)
Permafrost mapping using satellite data
問い合わせ先
石川守(mishi@ees.hokudai.ac.jp, 2221)
杉山慎(sugishin@lowtem.hokudai.ac.jp, 7441)
—————————————————–
(1) A surge of the Austfonna ice cap, Svalbard, promoted by a hydro-thermodynamic feedback to summer melt
Speaker: Dr. Thorben Dunse (University of Oslo, Norway)
Abstract:
Dynamic feedback processes have the potential to significantly alter glacier response to climate change. Here we present continuous GPS measurements and satellite synthetic-aperture radar-based velocity maps from Basin-3, the largest drainage basin of the Austfonna ice cap, Svalbard. Our observations demonstrate strong links between surface-melt and multiannual ice-flow acceleration that culminated in a large-scale dynamic instability, termed glacier surge. The resulting iceberg discharge and the seawater displacement by the terminus advance highlight the importance of dynamic mass loss for glacier mass balance and sea-level rise.
(2) Permafrost mapping using satellite data
Speaker: Dr. Sebastian Westermann (University of Oslo, Norway)
Abstract:
Permafrost is a subsurface phenomenon which can not directly measured by remote sensing technologies. Up to now, remote sensing of permafrost has therefore been restricted to the interpretation of surface information obtained from satellites, such as vegetation, surface characteristics or surface motion. We present a new approach which employs remote sensing data as input for subsurface thermal models and can hence deliver the physical variables characterizing the ground thermal state, in particular ground temperature. We present and assess different modeling schemes, which can be used to map permafrost from local to global scale.
大気と海洋と雪氷に関するスプリングスクール
3つのプログラムを体験します
・低気圧とジェット気流をシミュレーションしてみよう
・雪のプロフィールを調べてみよう
・雪の中の二酸化炭素を計ってみよう
対象：学部3年生，高専・専攻科1年生
期間：2015年3月11日13:00〜13日夕刻まで
場所：札幌市北区北10条西5丁目 北海道大学大学院環境科学院（JR札幌駅から徒歩10分）
詳細は下記まで
http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/springschool/2015/springschool_home_2.html
環境科学院写真コンテスト2014には、24人の方から85作品のご応募を頂くことができました。多数のご応募、誠に有り難うございます。これらの応募作品につきまして広報委員会で審査を行い、最優秀賞1作品、優秀賞4作品を選出致しました。
受賞作は、環境科学院正面ロビーに展示します。また、この中から数点を来年度の環境科学院紹介パンフレットの表紙に使わせて頂きます。
最優秀賞
「北緯77度、一瞬の夏」杉山慎氏(地球圏科学,教員)
『グリーンランド北西部、カナック氷帽における真夏の観測風景です。短い夏、沈まない太陽の下で、激変する北極圏の雪と氷を調査します(2014年7月グリーンランドにて撮影)。』
優秀賞
「サロベツ湿原での調査風景」水永優紀氏(生物圏科学,M2)
『友人のサロベツ調査に同行したときの写真です。10月だったので一面枯れ野原で殺風景ですが、夕日に照らされてロガーを手分けして外している様子がよく出ていると思います。』
優秀賞
「Saussureatilesii」両角友喜氏(地球圏科学,M2)
『N148,E70.5,東シベリア北部ツンドラにて2014年7月撮影キク科』
優秀賞
「鰍蛙」山田健太郎氏(生物圏科学,M1)
『十勝での調査で捕れたカジカです。蕗の葉の上にいると、まるでカエルのよう。』
優秀賞
「チーム」小林理央氏(地球圏科学,M1)
『船の上の作業は危険と隣り合わせです。みんなが責任をもち作業に取り組んでいます。真剣な作業風景を1枚。(東北沖、若鷹丸、201409)』
受賞（研究成果）
大学院地球環境科学研究院 物質機能科学部門 小西克明教授が，平成26年度日本化学会第32回学術賞を受賞しました。
研究題目「サブナノ領域にみられるクラスター化合物の特異な構造と機能特性」
[url=http://www.chemistry.or.jp/news/information/26-9.html]http://www.chemistry.or.jp/news/information/26-9.html[/url]
大学院地球環境科学研究院 環境生物科学部門 佐竹暁子准教授が、「科学技術への顕著な貢献2014（ナイスステップな研究者）」の10名に選定されました。
研究業績「生命科学と数学・情報科学を組み合わせた分野横断的な研究により、植物の開花時期の予測や豊凶現象のメカニズム解明に貢献」
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/08b8fd7018686ac48e65a05791946834.pdf
環境物質科学専攻 環境触媒化学コース 大澤雅俊教授に、英国王立化学協会電気化
学グループより「The Faraday Medal」が授与されました。
[url=http://www.rsc.org/Membership/Networking/InterestGroups/Electrochemistry/faradaymedal.asp]The Faraday Medal[/url]クリックをすると、リンクページに移ります。
環境物質科学専攻 環境触媒化学コース 大澤雅俊教授が、国際電気化学会の「Brian Conway Prize for Physical Electrochemistry」を受賞しました。また、同学会よりフェローの称号が授与されました。
以下、クリックすると受賞ページに移ります。
[url=http://www.ise-online.org]Brian Conway Prize for Physical Electrochemistry
[/url][url=http://www.ise-online.org/geninfo/fellows_details.php]フェロー称号[/url]
受賞（研究成果）
大学院地球環境科学研究院 物質機能科学部門 七分勇勝助教が，第１２回となる平成２６年度「日本化学会北海道支部奨励賞」を受賞しました。
研究業績「有機配位金クラスター群のコア形状制御と光化学特性」
第23回松下幸之助花の万博記念賞を、大原 雅教授が受賞いたしました。
統合環境科学部門学術研究員（環境起学専攻博士後期課程６月修了） 金子賢介さんが第５６回天然有機化合物討論会奨励賞を受賞
統合環境科学部門学術研究員（環境起学専攻博士後期課程２０１４年６月修了） 金子賢介さんが、高知市で開催された第５６回天然有機化合物討論会（２０１４年１０月１５日〜１７日）で奨励賞を受賞しました。
発表タイトルは、「Laurencia属紅藻のブロモペルオキシダーゼ」でした。
http://www.tennenyuuki.ne.jp/openwindow/jusyo56.html
研究院アワー(EES seminar)を下記のとおり開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
2014年12月8日（月） (Dec 8, 2014) 17:00-18:00
Place： 環境科学院D201
Chair: 仲岡 雅裕 (Masahiro Nakaoka)（北方生物圏ＦＳＣ厚岸臨海実験所）
Speaker： Mary O’Connor （University of British Columbia）
Title: Marine Biodiversity and Ecosystem Function in a Warming Ocean
Speaker: Jarrett Byrnes（University of Massachusets）
Title: Kelp Forests in the Era of Climate Change
問い合わせ先
野田隆史
noda@ees.hokudai.ac.jp
地球環境科学研究院 環境生物科学部門
（内線2241）
*** Marine Biodiversity and Ecosystem Function in a Warming Ocean ***
Marine biodiversity is dynamic; species’ abundance and distribution are shifting
with climate, human-facilitated transport, disturbance, and natural causes.
Despite concern globally for biodiversity loss, recent analyses have
suggested that locally species richness is relatively stable despite changes
in species composition. The future in marine ecosystems will reflect both
changes in species biodiversity, as well as how the constraints on
biodiversity and its functional consequences change with changing climate.
Here, I consider the implications of current trends in marine biodiversity
for marine ecosystems given projections of ocean warming using climate
velocity metrics. Trends in biodiversity will occur within the context of
marine ecosystem function, which reflects the fundamental constraints of
temperature on the biomass and energy flow of food webs. Experimental work
in aquatic food webs suggests that functional responses to climate change
will reflect constraints independent of shifts in biodiversity. A major
challenge is to identify ecosystem change that constrains biodiversity
change, and the feedbacks then between biodiversity and ecosystem function.
*** Kelp Forests in the Era of Climate Change ***
Kelps have the potential to dominate roughly one quarter of the world’s coastlines. These temperate-water large brown algae provide a wide variety of key ecosystem
services. They provide habitat and food for many fish and invertebrate
species. They are harvested themselves for food and chemicals.
Their structure can alter coastal hydrodynamics. Changes in kelp populations
can have large effects cascading through an ecosystem. We know that kelps
have the potential to be susceptible to climate change driven shifts in the
ocean environment. Here I discuss recent models and meta-analyses examining
our current knowledge about the future of kelp forest ecosystems. I show
that models of kelp forest interaction webs incorporating climate drivers
suggest kelp declines in many systems around the globe. I present evidence
from a meta-analysis of extant time-series demonstrating that some regions
are already experiencing kelp declines, but that this pattern is not
uniform. Using meta-analysis of kelp removal experiments, I show that kelp
losses have potentially very different effects on fish at different trophic
levels. I close with possibilities for future research, both from the
scientific community and citizen scientists, to help us better understand
how kelp forests across the globe might shift in the era of climate change.
研究院アワーのお知らせ (EES seminar)
○2014年11月11日（火） (Nov 11, 2014) 17:30-18:30
○Place: 環境科学院D101
○Speaker: 多田 隆治 (Ryuji TADA)
（東京大学・大学院理学系研究科 教授）
○Chair 入野 智久（地球圏科学部門）
○講演題目: 東アジア夏季モンスーンの変動とその時代変化
なお，多田先生は11月10-12日にC-204-1号室で集中講義(地球圏科学特別講義III)をされます。
詳細はこちらをご覧ください：
http://www.ees.hokudai.ac.jp/division/earth/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=55
10月26日，さくらサイエンスプランで北大・環境科学院に招聘されていた蘭州大学の皆さんは，3週間の滞在期間中に実施した研修や議論のとりまとめを行い，日本での全日程を無事終了されました．．
10月19-21日，さくらサイエンスプランで招聘中の蘭州大学の皆さんは，日本国内ジオパーク第一号の洞爺湖有珠山ジオパークを訪問して，火山災害と防災，国立公園管理，孤立した生態系の管理，ジオパークの運営と実態などについて研修を行いました．
10月16日，さくらサイエンスプランで招聘中の蘭州大学の皆さんは，200万都市札幌の郊外に広がる自然とその利用や管理の実態を体験するために，円山周辺を散策しました．
さくらサイエンスプランで招聘中の蘭州大学の皆さんは，環境科学院で実施している国立公園管理やジオパークに関する環境研究の実際に触れながら，講義や実習をつうじて交流を深めています．
さくらサイエンスプランで招聘中の蘭州大学の皆さんと一緒に，10月8〜11日の3泊4日の日程で大雪山国立公園を訪問して，国立公園管理の実態について現地研修を行いました
UAV
10月6日に，優秀なアジアの青少年が日本を短期訪問して，アジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目指す「日本･アジア青少年サイエンス交流事業」（「さくらサイエンスプラン」）の招聘で，中国・蘭州大学の11名の皆さんが北大・環境科学院に到着されました．10月26日までの3週間，環境起学専攻・人間生態システムコースの渡辺悌二教授を中心として，環境科学院で交流していただきます．
10月7日には，同行されたZhang教授によるセミナーが開催されました。
日時：10月7日（火）10:00-12:00
場所：低温研 2F 会議室
講演タイトル：
Changes and variations of snow cover over the Eurasian Continent from
1950 through 2012
環境起学専攻博士後期課程３年のリュウ・ジェイさんが，台湾で開かれたGLP Asia Conference（2014年9月24-26日）で，口頭発表賞を受賞しました。
タイトルは
「Study on the changes of the vegetation cover by sattelite imageries in the Alai valley, Kyrgystan」
でした。
研究院アワーのお知らせ (EES seminar)
2014年10月14日（火） (Oct 14, 2014) 17:00-18:00
Place： 環境科学院D201
Speaker： Joel Cohen教授 （ロックフェラー大学）
Chair: 高田 壯則 (Takenori Takada)
講演題目: The human population: its past and prospects
内容紹介：In addition to problems with human carrying capacity on the earth, he will discuss present population problems and possible solutions. The basic ideas of this talk come from his famous book “How Many People Can the Earth Support?” (Japanese version: 「新『人口論』生態学的アプローチ」，重定南奈子ら訳，農山漁村文化協会，1998年).
研究院アワーのお知らせ (EES seminar)
2014年9月30日（火） (Sep 30, 2014) 17:00-18:00
Place： 環境科学院D201
Speaker： 加藤真 (Makoto Kato)
（京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授）
Chair: 野田 隆史 (Takashi Noda) （生物圏科学部門）
講演題目: 絶対送粉共生系における植物と送粉者の共進化と相乗多様化
要旨 (Abstract) : 絶対送粉共生系としてイチジク−イチジクコバチ共生系とユッカ
−ユッカガ共生系がよく知られてきたが、第三番目の絶対送粉共生系としてコカンコ
ノキ−ハナホソガ共生系が発見された。花蜜より高価な種子を報酬とするような送粉
共生系がいかに起源し、植物と送粉者がいかに相互依存的になっていったのか、また
両者の利他的な関係がいかに維持され、またその関係がいかに両者の多様化を導いて
行ったのかを、さまざまな角度から分析する。
いいね！Hokudai【フレッシュ アイズ】＃24 南極半島で今、何が起こっている？ 〜地球温暖化の現状を南極半島に見る〜
氷河は、南極・北極など、北海道よりもさらに寒い地域に存在しています。そのダイナミックな姿は、映像などで見るだけでも人々を魅了して止みません。
実は地球温暖化のため、この氷河が、現在世界各地で急速に後退していることが観測されています。その中でも、とりわけ南極半島では急激に温暖化が進んでおり、その結果、氷河末端の氷が海へ落ちるスピードが加速してきています。私はこの、地球温暖化の現状を知るための鍵とも言える南極半島の氷河の動きを研究するため、現在念入りに準備を進めているところなのです。
【鉤谷豪志 環境科学院修士1年】
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/411/
地球圏科学専攻博士後期課程3年 對馬あかねさんが，八戸工業大学で開催された雪氷研究大会（9月20〜23日，社団法人日本雪氷学会・日本雪工学会主催）で，学生優秀発表賞口頭発表部門の優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは、「アイスコアを用いたアラスカの近年の気候変動復元」でした。
地球圏科学専攻博士後期課程2年 榊原大貴さんが，八戸工業大学で開催された雪氷研究大会（9月20〜23日，社団法人日本雪氷学会・日本雪工学会主催）で，学生優秀発表賞ポスター発表部門の優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは、「グリーランド北西部 Prudhoe Land 沿岸における溢流氷河の末端変動と流動変化」でした。
澤柿教伸助教が，2014年度日本雪氷学会論文賞を受賞しました．
受賞論文は，
「氷河の形状復元と流動モデルの融合による平衡線高度決定モデルの構築」
澤柿教伸, 山口悟, 阿部洋祐 共著, 雪氷76巻1号, 19-32, 2014年.
です．
生物圏科学専攻博士後期課程１年 石山宙夢さんが、長崎大学で開催された（９月１３日〜１７日）２０１４年度日本海洋学会秋季大会で、ベストポスター賞を受賞しました。
発表タイトルは、「全球における海洋中規模渦の合併と分裂」でした。
生物圏科学専攻博士後期課程１年 辻 泰世さんが、広島大学で開催された（９月４日〜７日）日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会で、日本プランクトン学会の学生優秀発表賞（１名）を受賞しました。発表タイトルは、「風蓮湖における微細藻類の基礎生産推定と低次生産系における役割の評価」でした。
南極で棚氷の下を直接観測：厚い氷の底に海の循環と生物を発見（低温科学研究所 准教授 杉山 慎）（PDF）
研究成果の概要
南極の沿岸部では、氷河が海に浮いて棚氷（たなごおり）を形成し、その下には厚い氷で覆われた特殊な海洋環境が広がっています。北海道大学低温科学研究所（江淵直人所長）の杉山慎准教授を中心とするグループは、南極昭和基地近くのラングホブデ氷河で棚氷に縦孔を掘削し、厚さ400メートル以上の氷の下で観測を行いました。観測の結果、棚氷の下には深さ10〜24メートルの浅い海が広がっており、棚氷の底面が毎年2〜3メートルの速さで融解していることが明らかになりました。また、ビデオカメラによる観察で複数の生物が撮影され、光の届かない棚氷の下に生態系が存在することが確認されました。
この研究成果は、2014年5月23日付で英国の科学誌『Earth and Planetary Science Letters』にオンライン出版されました。
なお、本研究は南極地域観測第?期６か年計画の一般研究観測公募に採択されたもので、科学研究費補助金（課題番号23651002、23403006）の助成を受け、第53次日本南極地域観測隊（隊長：山岸久雄）において、国立極地研究所との共同研究として実施されました。
研究院アワーのお知らせ (EES seminar)
2014年7月3日（木） (Jul 3, 2014) 17:00-18:00
Place： 環境科学院D201
Speaker： 吉森 正和 (Masakazu Yoshimori)
（地球圏科学部門 大気海洋物理学分野 准教授）
Chair: 堀之内 武 (Takeshi Horinouchi) （地球圏科学部門）
講演題目: 過去から探る地球温暖化の未来像
Title：Exploring future outlook of global warming from the past
要旨 (Abstract) : 昨年の9月に、IPCC第5次評価報告書第1作業部会によっ
てまとめられた、気候変動の自然科学的根拠に関する政策決定者向け要約
が承認・公表された。そして、今年の1月には全文が公開された。その中
には、「過去の気候から得られる情報」という章が独立してあり、「海面
水位変化」の章とともに、講演者は協力執筆者として携わった。これまで
は、過去の気候と現在や将来の気候の研究者コミュニティは比較的はっき
りと分かれており、両コミュニティの協力によるプロダクトはあまり多く
見られなかった。しかし、最近のIPCCに代表されるように、こうした橋渡
しは近年特に注目と期待が高まってきているように感じられる。このよう
な背景の中、過去の気候変動の知見を定量的に将来予測に活かしていく試
みの一例を紹介したい。
将来の温暖化の程度を示す代表的な指標の一つに「気候感度」というも
のがある。具体的には、大気中のCO2濃度を2倍にした際の地球平均地上気
温の平衡応答として定義されるが、温度以外の様々な気候変数の予測や安
定化目標を考える上でも重要な指標である。ところが、この不確実性の幅
は過去約35年にわたってほとんど狭まっていない。本発表では、モデリン
グという側面からこれまで講演者が行ってきた研究を軸に、氷期の気候か
ら気候感度を推定するための試みと成果、誤解や課題について紹介すると
ともに、今後の方向性についても簡単に議論したい。
いいねhokudai:【みぃつけた】#005 海辺の宝石！貝殻コレクション（２）
６歳の頃から貝殻を集めている藤井賢彦さん（大学院地球環境科学研究院 准教授）。今でも海が近い地域に出張にいくと、朝食の前に起きて海辺に行きます。海辺で拾った貝は、小学生のお子さまにプレゼントします。貝を拾うのも楽しいですが、海辺に漂流した生き物を観察することが醍醐味で、ふぐやサメの屍骸など、陸にうち上がっている珍しい生き物を見つけます。
続きは，Facebook いいね北大でどうぞ．
池田元美本学名誉教授（元本学院長）が，海洋学，特に中規模力学，海洋データ同化，海氷モデリング研究において顕著な貢献をした功績により，2014年度日本地球惑星科学連合フェローに選出されました．
http://www.jpgu.org/news/fellowlist.html
いいね北大【クローズアップ】#035 フクロウ vsアライグマ “仁義なき戦い”
札幌近郊の森の中で、縄張り（すみかとなる樹洞）を巡り、フクロウとアライグマの間で”抗争”が繰り広げられている可能性があることを、北海道大学創成研究機構・大学院環境科学院の小泉逸郎（いつろう）助教と、小林章弥（ふみや）さん（当時・北大院生）、外山雅大（とやままさひろ）さん（当時・北大博士研究員）からなるチームが突き止めました。
続きは，Facebook いいね北大でどうぞ．
大学院地球環境科学研究院は平成２５年度省エネ大賞省エネルギーセンター会長賞を省エネ事例部門で受賞しました。受賞テーマは寒冷地の実験系大学院の節電です。環境科学院「見える化」システムを活用する環境負荷低減実現プロジェクトにより平成２４年度のピーク電力が２２年度比で夏季２１％、冬季１４％の削減を達成しました。具体的には、夏季には冷温水発生器を停止し、冬季にはエネルギー消費が大きいロードヒーティングにタイマーを設置して運転時間を大幅短縮しました。また、空調機や実験用設備などの運用改善を行うと共に、構成員間のコミュニケーションおよび省エネ巡視を通して、夏季の窓開け励行などの自主的省エネ行動を促進しました。これらの学生と教職員が協働した取り組みが認められたものです。
受賞発表内容は、こちら
省エネルギーセンターのページは、[url=http://www.eccj.or.jp/bigaward/winner13/index.html]こちら[/url]
環境科学院写真コンテスト2013 には、10 人の方から34 作品のご応募を頂くことができました。多数のご応募、誠に有り難うございます。これらの応募作品につきまして広報委員会で審査を行い、最優秀賞1 作品、優秀賞3 作品を選出致しました。
最優秀賞
「出会い」内田健太氏(生物圏科学, M1)
『エゾリスを探しに森に入っている時に出会いました。木の裏にいたのか、一瞬こちらを伺って去っていきました。データを取る時間すらもらえませんでした』
優秀賞
「網走湖氷調査風景1」劉泱氏(環境起学, M2)
『冬の網走湖氷調査風景1 撮影地:北海道網走湖』
「湖面熱収支観測」白岩孝行氏(環境起学, 教員)
『フィンランド南部の湖沼において実施している湖面熱収支観測ステーションに近づく環境科学院環境起学専攻の学生と教員』
「Our field is laboratory」福間健氏(生物圏科学, M2)
『私達の研究室はまったくフィールドに出て行かないので，ほかの研究室とは異色かもしれません。しかし，フィールドとは実験サンプルを得るところということで，植物の栽培室の作業風景を撮影しました』
受賞作は、環境科学院正面ロビーに展示します。また、この中から数点を来年度の環境科学院紹介パンフレットの表紙に使わせて頂きます。
研究院アワー (ESS Seminar)開催のお知らせ
Please find the announcement of the upcoming ESS Seminar. Everyone is welcome to attend. Mr. Nakao will give a talk on his experience of international environmental cooperation.
日時： 2014年1月14日（火）17：00〜18：30
場所： 環境科学院 D101
Date&Place: 14 January, 2014, 17:00-18:30 at room #D101
講演者： 中尾 有伸 氏（一般財団法人 海外環境協力センター）
Speaker: Mr. Yushin Nakao (OECC; Oversea Environmental Cooperation Center, Japan)
タイトル： 国際環境協力の現場から
―タイ、カンボジアのJICAプロジェクトの経験−
Title: A report on international environmental cooperation through the JICA project in Thailand and Cambodia
座長： 藤井 賢彦 准教授（統合環境科学部門）
Chair: Associate Prof. Masahiko Fujii
概要：
日本は、産業革命以前と比べ世界平均気温の上昇を2℃以内にとど
めるために温室効果ガス排出量を大幅に削減する必要があることを
認識し、2050 年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも
半減するとの目標をすべての国と共有するよう努めるとともに、長期的
な目標として2050 年までに80％の温室効果ガスの排出削減を目指し
ている（2012年4 月27 日閣議決定の環境基本計画より）。2050 年に
温室効果ガス排出を世界で半減させるためには、経済成長が著しい
アジア大洋州等の国々において、温室効果ガス排出削減プロジェクト
を発掘・形成し、持続可能な低炭素社会の構築に向けた動きを加速さ
せることが必要である。
そのために、日本政府は、2013年11月15日に「攻めの地球温暖化
外交戦略」を策定し、技術革新、技術展開、国際的連携の3つの戦略
を掲げ、技術開発への投資や海外における日本のエネルギー起源
CO2 排出削減への貢献を評価する新たなメカニズム（JCM：Joint
Crediting Mechanism）の構築、気候変動緩和策・適応策に対する途上
国支援等の実施を計画している。
本発表では、これらの潮流の下で、タイやカンボジア等のアジア諸国
において気候変動対策の計画策定に関するJICA技術協力プロジェクト
や省エネ・再生可能エネルギーの案件発掘・形成に関する環境省調査
事業等を実施してきた経験を紹介する。
※発表者略歴
2009年3月北海道大学環境科学院博士前期課程修了、
同年4月（独）国際協力機構（JICA）入構。地球環境部、カンボジア事務
所、筑波国際センターにて、アジア大洋州・中東欧州・中南米の気候変
動対策、上水道、教育、農業分野の技術協力プロジェクト・無償資金協
力・有償資金協力の業務を担当。2012年4月より（一社）海外環境協力
センターにて、タイの気候変動対策マスタープラン策定に関する技術協
力プロジェクト及びカンボジアの省エネ・再生可能エネルギーの案件発
掘・形成に関する調査等に従事。
生物圏科学専攻博士後期課程２年木下豪太君（写真中央）が、[url=http://www.mammalogy.jp/japanese/award.html]日本哺乳類学会２０１３年度大会[/url]で最優秀ポスター賞を受賞しました。表題は「第四紀の環境変動に伴ったクロテンの集団史と北海道を中心とした島嶼での多様性創出」でした。
なお、同大会で同専攻博士前期課程２年笹森翔一君（写真左から２人目）も優秀ポスター賞を受賞しました。[img align=left]http://www.ees.hokudai.ac.jp/uploads/img0e56b11ce49c1fa96626c.jpg[/img]
サスティナビリティーウイーク2013
GiFT2013
〜Global Issues Forum for Tommorow〜
６人の研究者がスピーチ．当学院の根岸淳二郎准教授が「未来に向けて川を読み解く Reading Rivers for the Future」というタイトルで講演します．
開催日時 2013年10月26日（土） 14：00〜16：30
主催者 北海道大学
会場 北海道大学 学術交流会館 第１会議室
言語：英語
対象：一般市民・大学生・院生
行事概要
持続可能な社会の実現のために、世界の重要課題に挑んでいる北海道大学の研究者6人が、研究の意義や面白さを、各１２分間で、熱く語ります。そして、共に課題解決に取り組んでくれる若い仲間を募ります。講演は北大札幌キャンパスに設置される会場もしくはインターネット生中継で聴くことができます。また、後日、アーカイブ映像を楽しむことも可能です。
◎生中継 Ustream チャンネル
http://www.ustream.tv/channel/gift2013
◎アーカイブ YouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/user/hokkaidouniv
◎GiFT公式サイト
http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/gift/
◎GiFT2013サイト
http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/sw/jp/2013/gift/
事前申込 必要（ウェブサイトまたはメールにて、10/25（金）まで受付）
参加費 無料
URL http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/gift/
〒060-0810 札幌市北区北10条西5丁目
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