9月30日:研究院アワー「絶対送粉共生系における植物と送粉者の共進化と相乗多様化」
2014-09-30研究院アワーのお知らせ (EES seminar)
2014年9月30日(火) (Sep 30, 2014) 17:00-18:00
Place: 環境科学院D201
Speaker: 加藤真 (Makoto Kato)
(京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授)
Chair: 野田 隆史 (Takashi Noda) (生物圏科学部門)
講演題目: 絶対送粉共生系における植物と送粉者の共進化と相乗多様化
要旨 (Abstract) : 絶対送粉共生系としてイチジク−イチジクコバチ共生系とユッカ
−ユッカガ共生系がよく知られてきたが、第三番目の絶対送粉共生系としてコカンコ
ノキ−ハナホソガ共生系が発見された。花蜜より高価な種子を報酬とするような送粉
共生系がいかに起源し、植物と送粉者がいかに相互依存的になっていったのか、また
両者の利他的な関係がいかに維持され、またその関係がいかに両者の多様化を導いて
行ったのかを、さまざまな角度から分析する。