Chiral Interfaces: 不斉界面

生体分子がキラリティ(不斉)をもつことは良く知られています。キラルな原子配列の導入やキラル分子の表面固定等により得られたキラル表面では、キラル分子とのエナンチオ選択的な電子移動や電極触媒反応が起こります

キラルな原子配列を有するNaturally Chiral Surfaceやキラル分子を修飾した表面では、別のキラル分子のエナンチオ選択的な電子移動反応や電極触媒反応が起こることは'90年代後半から知られていました。また、生体内のアミノ酸はL-体、糖はD-体のみが存在することが知られています。このことからキラル表面における生体分子とのエナンチオ選択的な電子移動高速化や電極触媒能の発現が予想されます。本研究ではキラル小分子から生体分子まで分子サイズを拡張し、キラル表面における反応の選択性や特異性に注目して研究を進めています。一方で、不斉誘起スピン選択性(Chirality induced spin selectivity: CISS)についても研究をおこなっています

Sayuki OkaMasaru Kato, Soichiro Yoshimoto, and Ichizo Yagi*, Dependence on the Crystallographic Orientation of Au Single Crystal Surfaces modified with Homocysteine toward Enantioselective Redox ReactionsChem. Lett. 53 (2), upad041 (2024). [DOI: 10.1093/chemle/upad041]