会員通信

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 会員通信


環境科学同窓会通信
P 4号 (2018年9月15日)
  1. Asmaa's Memories in Sapporo
    Ms. Asmaa Elnagar (Egypt)
  2. 環境科学院で培った考え方で、社会に貢献する
    近藤 広隆 (積水化成品工業株式会社)
P 3号 (2018年6月13日)
  1. Memories about life in Graduate School of Environmental Science, Hokkaido University
    Chunmao Zhu (Scientist, Japan Agency for Marine-earth Science and Technology)
  2. 研究を次の世代につなぐ
    吉田 怜 (札幌市立八条中学校 理科教諭)
P 2号 (2018年3月11日)
  1. Memory of Hokudai
    Tika D. Atikah (Research Center for Biology, Indonesian Institute of Sciences)
  2. 学術研究から企業の研究へ
    杉目 康広(住化エンバイロメンタルサイエンス㈱)
P 創刊号 (20017年12月25日)
  1. 環境科学院での経験から
    田原沙弥香 (一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構)
  2. GSES - The Shaper of Environmental Scientists
    Md. Tajuddin Sikder, PhD (Assistant Professor, Jahangirnagar University, Bangladesh)

4.2. 環境科学院で培った考え方で、社会に貢献する

近藤 広隆 (積水化成品工業株式会社)

Kondo
ジンギスカンパーティ風景 (2012年)

 学士課程において、木材のプラスチック化の研究をしていたこともあり、エネルギー貯蔵や種々の生理作用に関わる多糖類に興味を持っていたため、環境科学院に進学しました。
 修士課程に在籍していた2年間、ワクチン等への応用が期待されている、細菌の一部を構成する天然化合物の合成研究を行っていました。“合成したものを原料に、次の合成をする繰り返しの中、途中で失敗して振り出しに戻ること”や“反応や分離作業が順調に進まず、終電を逃して泊まりになること”など苦い経験をした一方、有機合成をはじめとする専門知識を深め、かつ、チャレンジ精神を養うことができ、とても価値のある時間を過ごすことができました。また、院内で開催されたジンギスカンパーティーでの学生交流や、留学生と一緒に行った海外旅行もいい思い出です。指導教員の坂入先生、環境科学院の皆様には大変お世話になりました。
 現在は民間企業で、プラスチック発泡体の研究開発に携わっています。発泡体は大部分が空気で構成され、高リサイクル率で環境に優しい素材、という点に魅力を感じたためです。大学院では、多くの専門分野に触れる機会があり、環境視点で考えることを知ることができました。それは、どのように使用されるか?その後はどうなるのか?生態系への影響は?など、単にものをつくるだけではなく、広い視野で考えることです。この考え方を大切に、プラスチック素材の力で社会に貢献できるよう、邁進していきたいと思っております。
3/2. 研究を次の世代につなぐ

吉田 怜 (札幌市立八条中学校 理科教諭)

 大学生の時は、理科教育を学びつつ、研究テーマとして大学構内の水質調査を行っていました。ただ、調査をしながらいつかはもっと大きな規模でのフィールド観測を行ってみたいという思いが強くありました。そこで決心して、環境科学院の修士課程に進学をしました。今までと畑違いで専門知識も乏しい中、研究を進めることは大変でした。しかし、熱心にご指導していただいた指導教員の亀山宗彦先生をはじめ、同じ研究室の諸先輩方、環境科学院の先生方や環境研究所など多くの方々に支えられたおかけで、過ごした2年間は本当にかけがえのない経験の連続でした。
 研究では、陸域植物や海洋生物から放出される炭化水素であるイソプレンの研究を行いました。南極航海を含む2回の研究航海に参加し、溶存イソプレンの分布や植物プランクトンの群集組成を比較することにより、イソプレンの分布を制御する要因を調べました。現在は、中学校の理科教員として勤務しています。もちろん研究内容と今教えていることはすべてが一致するわけではありません。しかし、教えるときには私自身が研究を通して学んだことが基礎になっています。そして何よりも学問を探求することの楽しさや難しさ、体験したことを一つでも多く、次の世代の子どもたちに伝えることがこの経験を生かす一番の役目だと思っています。これからも目の前の子どもたちに科学の楽しさを伝えると共に、特に海洋に関する次世代の研究者が生まれるように種をまいていく活動をしていきたいと思います。


2/2. 学術研究から企業の研究へ

杉目 康広(住化エンバイロメンタルサイエンス㈱)

環境科学院には修士、博士課程を通じて5年間在籍していました。指導教員の三浦徹先生(現 東京大)をはじめ、研究室の先輩後輩、生態遺伝学コースの方々と過ごした日々は今でも覚えています。学生の時は、シロアリの兵隊アリに見られる特徴的な形態がどのようにして作られるのか?という疑問に答えるために日々研究していました。研究データは室内での実験により得られるものがほとんどでしたが、実験材料のオオシロアリを採集するために屋久島まで行くこともありました。実際にフィールドに出ることで、自分が扱っている生き物がどのような環境で、どのように生息しているのかを体感することができましたので、年に一度のシロアリ採集は最も印象に残っている思い出の一つです。  現在私は民間企業で殺虫剤の研究開発をしています。大学で行ってきた研究と大きく異なる点は、実際に「もの」を作るところがゴールであるということです。そのため、今では生物学だけではなく、有機化学、無機化学、分析化学といったこれまでの専攻以外の分野について勉強することが多くなりました。しかし、基本的には昆虫や材料(物質)が示す様々な特徴に着目することから始まり、そこから仮説を立てて実験するという研究の流れになるため、やっていることは根本的に変わらないのかなとも感じています。学生のとき三浦先生には「面白い現象を見つけろ」とよく言われました。活動の場が変わり、生物以外の視点も求められるようになった今だからこそ、この言葉は強く印象に残っており、そしてこれからの仕事に活かせられるようにしたいです。


1/1. 環境科学院での経験から

田原沙弥香 (平成23年3月環境起学専攻修了)

 環境科学院では、専門的な知識をもちながら学外・社会とつながる研究や活動がしたいと思い、研究地を当時JR北海道が運営していた温泉や、夕張の観光ホテルの温泉でデータ収集や測定をさせて頂きました。小さな事ですが、その研究結果は温泉施設でのポスター掲示や新聞へ掲載していただく事ができ、社会とのつながりを感じた経験でした。また、在学中には学外の環境関連施設の見学会を自分で企画する機会があり、ほぼ1人で内容検討から広報、当日の進行まで行いました。この一連の流れを、特に学外の場にて自分で出来た達成感が今の仕事を進める自信と推進力につながっています。
 現在、北海道再生可能エネルギー振興機構にて、地球温暖化防止や地域の活性化に資する再生可能エネルギーの普及支援活動を行っており、北海道に豊富にある資源を活かしたエネルギー循環を地域に広げたいと取り組んでいます。指導教員の藤井賢彦先生をはじめ、環境科学院の先生方を通じて築いた人脈のおかげで今のお仕事をさせて頂いており、私にとって大変貴重な学生生活を送る事が出来ました。
 大学・大学院は自分次第で様々な経験が出来ると思います。是非この環境を活かし積極的に挑戦してください。

 HC講演会


 環境科学同窓修了生講演会のあとに、講演者の方たちから感想を頂きました。
2017年9月29日
山田安秀
 ホームカミングデーにお呼びいただき、久しぶりにエルムのキャンパスの空気に浸りました。 講演内容がお役に立てたかは分かりませんが、行政官にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。 打ち上げの ビールとジンギスカン、懐かしく、また最高でした。 アレンジいただいた関係の皆様、有難うございました。北大と環科研の益々のご発展を祈念します。
講演の様子
Portrait Portrait Portrait
山田安秀さん(2017年)___中山桃子さん(2016年)___田原沙弥香さん(2016年)
2016年9月23日
田原 沙弥香
 現在の再生可能エネルギーに係るお仕事をさせて頂いているのは、指導教官である藤井先生と環境科学院で過ごした日々のおかげなので、とても感慨深かったです。講演の機会を頂き、ありがとうございました。
中山 桃子
 ホームカミングデーに参加させていただきましてありがとうございました。簡単ではございましたが、今回はビジネスから見た気象情報についてのお話させていただきました。今後とも環境科学院で学んだことを糧とし、気象を通じた社会貢献を続けていきたいと思います。

 環境科学交流会 -35年の歩み-, 同窓会設立記念祝賀会


10月6日(土) 15:00-19:00 環境科学院D201教室等, ファカルティハウス「エンレイソウ」 参加者96名

 本大学院は、1977年に「環境科学研究科」として設立され、1993年には「地球環境科学研究科」、2005年には現在の「環境科学院」として発展してきました。そして、丁度35周年の節目の年にホームカミングデー2012を迎えることとなりました。
 10月6日(土)は、第1部として本学院講義棟において「環境科学交流会-35年の歩み-」を開催しました。学院エントランスに設けた受付から講義棟に向かう長い廊下には、まず、本大学院の35年間の「年表」を展示しました。「年表」に続く17枚のパネルには、同窓生の皆さまからご提供いただいた、本大学院のこれまでの様々な活動を紹介する「写真」を展示しました。中には現教員の若き日の姿の写真もあり、廊下には明るい笑い声が響いていました。そして、講義棟D101教室では、環境科学院の4専攻のコース紹介(20コース)のパネル展示を行いました。

コースの説明は、現役の学生たちに担当してもらいましたが、ご来場いただいた歴代の科長、院長の諸先生方も熱心に聞き入ってくださり、若い学生たちに温かいエールを送ってくださいました。これに引き続き、D201教室で「35年の歩みを振り返る」と題して「講演会」を開催しました。
 第2部として、ファカルティハウス「エンレイソウ」に会場を移し、本年度より設立しました「環境科学同窓会」の設立記念祝賀会を開催しました。祝賀会では、佐伯 浩総長が祝辞を述べ、三上 隆理事・副学長が乾杯の発声を行いました。OG、OBのみならず、元教員の先生方、現役学生、現教職員も参加し、終止笑顔が絶えない、和やかで、楽しい祝賀会となりました。本学の中では、まだまだ歴史の浅い同窓会ですが、これからの飛躍の第一歩となる素敵なひと時を過ごすことができました。

Talk
講演会の様子

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コース紹介のパネル展示

北大時報

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