【プレスリリース】南極の気温と二酸化炭素変動の不一致は日射量が引き起こす
2018-03-16本学院地球圏科学専攻の飯塚芳徳助教(低温科学研究所)が参画する国際共同研究グループが、日本の南極地域観測隊により南極ドームふじで掘削されたアイスコアを分析することで、過去72万年間の南極の気温と周辺海域の水温変動を復元しました。本研究のように、海水温も含めてアイスコアから復元したデータとしては、過去最長だった 42 万年間の記録を 30 万年延長するものです。地球温暖化をはじめとする気候変動を正確に予測することが社会的にも大きな課題となっています。今回の研究は、環境が大きく異なっていた過去について、二酸化炭素濃度や日射量の変動と気温変動との関係を明らかにしたもので、地球の気候変動のメカニズムの解明に役立つと期待されます。
本研究成果は、2018年3月6日(火)付けのNature Communications誌にオンライン掲載されました。
詳細については、以下のプレスリリースをご覧ください。
南極の気温と二酸化炭素変動の不一致は日射量が引き起こす‐過去 72 万年間の南極と周辺海域の温度変動を復元‐(PDF)