北海道大学 大学院 環境科学院

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【プレスリリース】淡水・汽水・海水 どこでも魚に寄生する生物「ウオノエ」の起源は深海の可能性

2017-04-25

魚類に寄生するウオノエやタイノエは釣り人にはなじみの深い生物です。ウオノエ類は世界中で約400種が知られており、淡水域から深海まで生息し、寄生する場所も魚の口やエラ、体表など多様化していますが、その進化の道筋はこれまでほとんどわかっていませんでした。愛媛大学の畑啓生准教授は、本研究院統合環境科学部門の川西亮太特任助教、弘前大学、総合地球環境学研究所の共同研究者らと共に、日本国内外に生息するウオノエ類とその近縁科のDNAに基づく系統解析を行い、ウオノエ類の共通祖先が深海に生息していた可能性を示しました。また、淡水魚に寄生する種は南米大陸とアフリカ大陸とで別々の時期に独立に進化したことも明らかとなりました。本成果は、海洋生物学分野の学術雑誌『Marine Biology』に掲載されています。

詳細については、以下のプレスリリースをご覧ください。
淡水・汽水・海水 どこでも魚に寄り添う生き物「ウオノエ」の起源は深海だった(PDF)

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