【プレスリリース】熱帯太平洋が熱いと南極昭和基地の氷が割れる!?
2017-04-17本学院地球圏科学専攻の青木茂准教授(低温科学研究所)が人工衛星画像を用いて南極の昭和基地沖の定着氷の崩壊を調査し、定着氷の崩壊の強さが熱帯太平洋の海面水温と相関していることを発見しました。定着氷とは、陸などに固着して成長するほとんど動かない海氷のことで、昭和基地周辺はこの定着氷に閉ざされて南極の沿岸でも到達が難しい場所として知られます。今回の成果を基に、今後定着氷の振る舞いや性質の理解を進め、より高い精度でそれらを予測することができるようになれば、南極観測艦「しらせ」による輸送計画の長期的な見通しも立てやすくなると期待されます。本成果は、地球物理学の専門誌『Geophysical Research Letters』に掲載されています。
詳細については、以下のプレスリリースをご覧ください。
熱帯太平洋が熱いと南極昭和基地の氷が割れる!?(PDF)