EES seminar （研究院アワー）のお知らせ

2021年４月に着任された富田 裕之准教授（地球圏科学専攻 大気海洋物理学・気
候力学コース担当）に，ご自身の研究について専門外の方にもわかりやすくお話
しいただきます。どなたでもお気軽にご参加ください。

Date & Time: 2021年6月17日（木） (June 17, 2021) 16:30ー17:30
Place： オンライン。接続URL： 
https://us04web.zoom.us/j/72833560593?pwd=WWNsRTBhdWV2S25Ub2NKVmRIMkZSUT09
(ミーティングID: 728 3356 0593  パスコード: LUWxq6)

Speaker：富田 裕之准教授（地球圏・大気海洋物理学分野）
 (Hiroyuki Tomita, Assoc. Prof., Div. Earth System Sci.)

Subject: 衛星観測に基づく海面熱フラックス推定と大気海洋相互作用研究
(Satellite-based estimation of ocean surface heat flux and air-sea interaction study)

Language: Japanese
Chair:堀之内 武  (Div. Earth System Sci.)

要旨:
大気と海洋は相互作用しながら気候システムを形成している。その相互作用の実態は大気海洋間においてエネルギーや物質が交換されることであり「海面フラックス」と呼ばれる。海面フラックスの定量的な把握と動態の理解は、複雑な大気海洋相互作用現象を紐解き、気候システムの理解につながる。本講演では、主に海面熱フラックス推定に関する全般的な問題について触れた後、特に演者が主導する人工衛星観測に基づく推定プロジェクト「J-OFURO」について概説しながら、関連して進められている大気海洋相互作用研究の成果を紹介する。最後に将来展望についても言及する。