根岸淳二郎教授が応用生態工学会廣瀬賞を受賞

　本学院 環境起学専攻 実践環境科学コース の 根岸 淳二郎 教授 （地球環境科学研究院）が、応用生態工学会廣瀬賞第２回受賞者に選ばれました。本賞は、応用生態工学会が、顕著な研究業績により応用生態工学の研究教育等に指導的役割を果たし、今後の活躍が期待される研究者に贈るものです。今回の受賞は、根岸教授による「河川や水路、氾濫原といった主要淡⽔域を対象とした、環境保全および持続的利⽤に資する一連の研究・教育活動」が高く評価されたことによるものです。

　根岸教授は、環境保全および持続的利⽤へ有効な環境政策や事業計画の決定に重要である、科学的な知⾒や評価⽅法の提⾔を主目的に研究を展開されています。今回の受賞では、「河道構造の改変・劣化と⽣物やその⽣息場の関係に関する研究」、「森林河川や中流域⽔域における⽣物間相互作⽤や⾷物網に関する研究」といった、人為的改変や天災が生態系や物質循環に及ぼす影響について明らかにした複数の課題が特に高く評価されました。さらに、社会への貢献として、行政関係の委員会、検討会、研究会にも多数参画し、河川環境の保全や河川に生息する生物の保護に尽力していることに加え、小学校、中学校、高等学校向けに川や水に係る教育活動にも積極的に参画している点も、顕著な貢献として評価されました。

　根岸教授、おめでとうございます！