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こんな研究をやってくれる学生さんを募集しています!


従来の専門(海洋学)に加え、2008年度以降は、北海道大学の大学院環境科学院と公共政策大学院、国際本部、サステイナブルキャンパス推進本部が共同で展開している「持続可能な低炭素社会づくり」プロジェクトの枠組みでの研究も行なっています。ここで扱う研究対象の多くは極めて学際性が強く、私という一人の指導教員だけでは全てをカバーすることが難しいものです。よって、私と共にこれらの研究に取り組んでいただける方には、学部までに培った高い専門性はもとより、自分で課題を設定し、自主性と信念を以って取り組み、学内外の様々な専門家・実務家とコミュニケーションを取れる積極性とバランス感覚を強く求めます。かく言う自分は、学際的研究に必要な資質は「体力、好奇心、想像力、そして常識」と信じ、平日の夜と週末はなるべく研究室の外に出てこれらの資質を養うように心掛けています。また、自他問わず、研究を含めた日常生活を楽しむことを最大限に重視しているつもりです。私を指導教員に選ぶ選ばないに関係なく、上記・下記・左記の研究内容に興味のある方は是非、話を聞きにいらしてください。

 

たとえば、こんな研究はいかが?

  1. サンゴ礁や藻場は高い生態系サービスを提供しており、人間にとっても極めて重要な場所です。しかし、沿岸域の生態系は定着性が高い分、周辺領域の環境変化の影響に対して鋭敏と考えられ、気候変動や地球温暖化、海洋酸性化など人間活動による影響の現状評価、将来予測、合意形成、そして対策・管理が急務です。これまで、沖縄やフィリピンのサンゴ礁沿岸域を対象に、データ解析や数値シミュレーションといった手法を用い、国内外の様々な研究者の協力を得て研究を行ってきました。加えて今後は、北海道をはじめとする日本近海の藻場を対象に、同様の手法を用いた研究も行う予定です。数値モデリングや衛星データの取り扱いに精通していることが必要な場合があります。
  2. アジアや北海道の、自然・社会環境や生活様式の異なる様々な地域を対象に、「環境負荷の低減」と「心豊かな暮らし」の両立を目指した生活様式や産業のあり方を考察・提言します。例えば、北海道におけるバイオマスをはじめとする再生可能エネルギーの導入拡大に向けた研究提言や、学内農場で実施中の堆肥化実験に代表されるサステナブル・キャンパス活動など。環境負荷削減効果の「見える化」の裏づけとなる評価指標(エコロジカル・フットプリント、カーボン・フットプリント、フードマイレージなど)や関連手法(ライフサイクルアセスメント、物質フロー分析、産業連関分析など)にも習熟してもらいます。
以上のいずれのテーマにおいても、地理情報システム(GIS)の操作に心得・関心のある学生さんは考慮します。

 

 


Updated on 2016/04/21