国際南極大学とは?

「国際南極大学(IAI: International Antarctic Institute)」とは、オーストラリアのタスマニア大学(UTAS)が提唱する、雪氷寒冷圏科学教育のための国際的な大学間連携プログラムです。現在までに日本を含む13カ国から18の大学と研究機関が参画を表明しており、南極、北極、山岳域など寒冷圏に関する広範な教育プログラムが構築されつつあります。
雪氷寒冷圏科学には、氷河や氷床、極域の海洋と海氷、極域の大気・気象、生態系、氷や雪の物性、永久凍土など様々な分野があり、各大学はそれぞれの特色を生かした教育を行っています。国際南極大学プロジェクトは、各大学の得意とする分野を生かして、雪氷寒冷圏に関わる大学院教育を充実させ、次世代を担う大学院生の海外交流を促進することを目的としています。
北海道大学大学院環境科学院では、この国際南極大学構想へ参画するための極地科学教育プログラムをスタートさせました。海外ではスイス連邦工科大学(ETH)・タスマニア大学、国内では総合研究大学院大学・東京海洋大学との強い連携によって、世界水準の教育プログラムを提供する試みです。
おしらせ(2025/06/30 更新)
- 2025年度 南極学特別実習II(サロマ湖海氷実習)の案内
- 塩谷丸山で夏山実習を開催しました
- 野外行動技術実習を開講中です
- 南極学修了証書授与式
- 母子里雪氷実習を開講しました。
サロマ湖海氷実習を以下のように開講します。
日時:2026年 2月 23日(月)- 27日(金)
場所:北海道サロマ湖・ネイパル北見(北見市常呂町字栄浦365-1)
Saroma Ko/ Napal Kitami
・本実習には現地で実習を行う前に十分な準備が必要です。
実施に関するガイダンスを2025年12月中旬~下旬に行う予定です。
具体的な日時と場所は決まり次第、このサイトでお知らせします。
・詳細は下記担当教員にお問い合わせください。
豊田 威信
低温科学研究所 N118
TEL: 011-706-7431
E-mail: toyota atmark lowtem.hokudai.ac.jp
最近の活動(2025/06/30 更新)
野外行動技術実習の最終プログラムとして、
6月7日に小樽塩谷丸山にて夏山実習を開催しました。
40名を超える受講生が地図やコンパスを使いながら、
4名の講師から夏山での行動技術を学びました。
新緑の山と海岸線を望む山頂の眺めが素晴らしかったです。
本年度の野外行動技術実習の様子をこちらでご覧になれます。

4月9日より2025年度の野外行動技術実習を開講しています。
4月26~27日には手稲山のパラダイスヒュッテで春山実習を開催。
まだ雪深く残る手稲山をに集まった約50名の受講生が、
雪上の行動、読図、ロープワーク、気象予測などを実践しました。
手稲春山実習の様子をこちらでご覧になれます。

2024年度南極学修了証書の授与式を実施しました。
環境科学院の張佳晏さんと小林健人さんの2名が、
南極学カリキュラムを修了して証書を授与されました。
おめでとうございます!

2025年1月28~31日に道北母子里の雨竜研究林にて、
南極学特別実習IV(母子里雪氷実習)を開講しました。
日本有数の寒冷豪雪地帯での実習に13名が参加し、
積雪や寒冷気象の観測に取り組みました。
実習の様子をこちらでご覧になれます。
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