国際南極大学とは?
「国際南極大学(IAI: International Antarctic Institute)」とは、オーストラリアのタスマニア大学(UTAS)が提唱する、雪氷寒冷圏科学教育のための国際的な大学間連携プログラムです。現在までに日本を含む13カ国から18の大学と研究機関が参画を表明しており、南極、北極、山岳域など寒冷圏に関する広範な教育プログラムが構築されつつあります。
雪氷寒冷圏科学には、氷河や氷床、極域の海洋と海氷、極域の大気・気象、生態系、氷や雪の物性、永久凍土など様々な分野があり、各大学はそれぞれの特色を生かした教育を行っています。国際南極大学プロジェクトは、各大学の得意とする分野を生かして、雪氷寒冷圏に関わる大学院教育を充実させ、次世代を担う大学院生の海外交流を促進することを目的としています。
北海道大学大学院環境科学院では、この国際南極大学構想へ参画するための極地科学教育プログラムをスタートさせました。海外ではスイス連邦工科大学(ETH)・タスマニア大学、国内では総合研究大学院大学・東京海洋大学との強い連携によって、世界水準の教育プログラムを提供する試みです。
おしらせ(2024/10/07 更新)
- 2024年度 南極学特別実習II(サロマ湖海氷実習)開講通知
- 南極学特別講義IIを開催しました。
- スイス氷河実習を開催しました。
サロマ湖海氷実習を以下のように開講します。
日時:2025年 2月 10日(月)- 14日(金)
場所:北海道サロマ湖・ネイパル北見(北見市常呂町字栄浦365-1)
Saroma Ko/ Napal Kitami
・本実習には現地で実習を行う前に十分な準備が必要です。
実施に関するガイダンスを以下のように行うので、必ず出席してください。
日時:2024年12月 23日(月)16:00‐17:30
場所:低温科学研究所 3F交流ラウンジ
Institute of Low Temperature Science/ Lounge Third floor
・詳細の問いあわせや相談は下記担当教員まで。
担当教員:青木 茂 Shigeru Aoki
低温科学研究所 N117
TEL: 011 706 7430
shigeru atmark lowtem.hokudai.ac.jp
最近の活動(2024/10/07 更新)
スイス、ドイツ、アメリカから講師を迎えて、
9月12日~27日に南極学特別講義IIを開催しました。
Hokkaido Summer Institute科目としての開講に、
海外の大学からも含めた17名の大学院生が参加。
南極・極域科学の基礎から最先端を学びました。
8月24日~9月7日にスイス氷河実習を開催しました。
ローヌ氷河にて4日間の野外観測を実施した他、
各地での氷河巡検、スイス連邦工科大学での講義など、
8名の大学院生がアルプスでの活動に取り組みました。
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