国際南極大学とは?

「国際南極大学(IAI: International Antarctic Institute)」とは、オーストラリアのタスマニア大学(UTAS)が提唱する、雪氷寒冷圏科学教育のための国際的な大学間連携プログラムです。現在までに日本を含む13カ国から18の大学と研究機関が参画を表明しており、南極、北極、山岳域など寒冷圏に関する広範な教育プログラムが構築されつつあります。
雪氷寒冷圏科学には、氷河や氷床、極域の海洋と海氷、極域の大気・気象、生態系、氷や雪の物性、永久凍土など様々な分野があり、各大学はそれぞれの特色を生かした教育を行っています。国際南極大学プロジェクトは、各大学の得意とする分野を生かして、雪氷寒冷圏に関わる大学院教育を充実させ、次世代を担う大学院生の海外交流を促進することを目的としています。
北海道大学大学院環境科学院では、この国際南極大学構想へ参画するための極地科学教育プログラムをスタートさせました。海外ではスイス連邦工科大学(ETH)・タスマニア大学、国内では総合研究大学院大学・東京海洋大学との強い連携によって、世界水準の教育プログラムを提供する試みです。
おしらせ(2022/10/13 更新)
- To be updated
- 南極学特別講義IIを開講しました
- 2022年度南極学特別実習I(スイス氷河実習)
- 南極学特別実習III(野外行動技術実習)を実施
- 南極学特別実習III(野外行動技術実習)を実施
- 南極学修了証書授与式
- 南極学特別講義IIを開講中
最近の活動(2022/10/13 更新)
スイス連邦工科大学のHeinz Blatter教授と、
ブレーメン大学のWilhelm Hagen教授を講師に迎えて、
2022年度の南極学特別講義IIを開講しました。
Hokkaido Summer Instiuteとして実施したプログラムに、
北大の大学院生12名と、海外から3名の学生が受講。
海外の講師・受講生を北大の教室とオンラインで結び、
ハイブリッドでの開講となりました。

8月27日から9月10日にスイス氷河実習を開催しました。
6名の大学院生が参加して、氷河での野外実習の他、
スイス連邦工科大学での講義聴講や観測発表会を行いました。

2022年度南極学特別実習III(野外行動技術実習)として、
6月11日に塩谷丸山で登山実習を行いました。
地図読みやコンパスの活用を実践しました。

2022年度南極学特別実習III(野外行動技術実習)として、
4月29日に手稲で野外実習を行いました。
地図読みやコンパスの活用、ロープワーク等を実践しました。

2021年度南極学修了証書の授与式を実施しました。
今年は5名の大学院生が南極学カリキュラムを修了しました。
おめでとうございます!

スイス連邦工科大学のHeinz Blatter教授を講師に迎えて、
気候・雪・海氷・氷河氷床に関する講義をオンラインで開催しています。
9月27日には南極の気候変動に関する受講生自身の発表会を開催し、
後半はブレーメン大学Wilhelm Hagen教授の海洋生物学の講義へと続きます。

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