国際南極大学とは?
![Penguins at Bay of Whales Penguins at Bay of Whales](https://www.ees.hokudai.ac.jp/IAI/images/bw.jpg)
「国際南極大学(IAI: International Antarctic Institute)」とは、オーストラリアのタスマニア大学(UTAS)が提唱する、雪氷寒冷圏科学教育のための国際的な大学間連携プログラムです。現在までに日本を含む13カ国から18の大学と研究機関が参画を表明しており、南極、北極、山岳域など寒冷圏に関する広範な教育プログラムが構築されつつあります。
雪氷寒冷圏科学には、氷河や氷床、極域の海洋と海氷、極域の大気・気象、生態系、氷や雪の物性、永久凍土など様々な分野があり、各大学はそれぞれの特色を生かした教育を行っています。国際南極大学プロジェクトは、各大学の得意とする分野を生かして、雪氷寒冷圏に関わる大学院教育を充実させ、次世代を担う大学院生の海外交流を促進することを目的としています。
北海道大学大学院環境科学院では、この国際南極大学構想へ参画するための極地科学教育プログラムをスタートさせました。海外ではスイス連邦工科大学(ETH)・タスマニア大学、国内では総合研究大学院大学・東京海洋大学との強い連携によって、世界水準の教育プログラムを提供する試みです。
おしらせ(2024/5/17 更新)
- 2024年度 南極学特別講義I開講通知
- 2024年度 野外行動技術実習の開講
- 手稲山で野外実習を開催
- 南極学修了証書授与式
南極学特別講義Iの開催を以下のように予定しています。
日時:8/06(火) 9-12時 柴田 /13-16時15分 青木・山本
8/07(水) 9-12時 國分 /13-16時15分 青木
8/08(木) 9-12時15分 佐﨑 /13-16時15分 ―
8/23(金) 9-12時15分 ― /13-16時15分 杉山
場所:低温科学研究所 3F講堂
Institute of Low Temperature Science/ Auditorium Third floor
・予習課題などもあるので、事前に講義Moodleを必ず確認してください。
・詳細の問いあわせは下記担当教員まで。
担当教員:青木 茂 Shigeru Aoki
低温科学研究所 N117
TEL: 011 706 7430
e-mail: shigeru@lowtem.hokudai.ac.jp
南極学特別実習III(野外行動技術実習)を以下の通り開講します。
開講日時:4月10日(水)16:30から
場所:環境科学院 D201室
講師:樋口和生(国立極地研究所、第65次南極地域観測越冬隊長)
阿部ゆか(札幌山岳ガイドセンター、第56・64次南極地域観測隊員)
中村一樹(防災科学技術研究所)
杉山慎、白岩孝行、下山宏、他(低温科学研究所・環境科学院)
南極や極地での観測に経験の深い本学教員に加えて、 山岳活動と南極観測の経験を持つ阿部ゆか氏を講師に招き、 フィールドワークに必要な知識と技術を学びます。 大学院の研究で野外観測に取り組む方や、 野外活動一般に興味がある方の受講を歓迎します。
2024年度のスケジュールはこちらです。
過去に開催した実習の模様をこちらで確認して頂けます。
受講希望者は開講までにこちらで登録をお願いします。
質問などあれば以下までお願いします。
杉山 慎
低温科学研究所 310室
TEL: 011 706 7441
e-mail: sugishin@lowtem.hokudai.ac.jp
最近の活動(2024/5/8 更新)
南極学特別実習III(野外行動技術実習)のプログラムとして、
2024年4月27~28日に札幌郊外の手稲山で宿泊実習を実施しました。
南極越冬隊から戻ったばかりの国立極地研究所の樋口和生講師、
南極観測経験を持つ山岳ガイド阿部夕香講師、
防災科学技術研究所の中村一樹講師らを迎えて、
野外観測に必要となる技術を実践的に学びました。
写真を以下でご覧いただけます。
![](images/240508.jpg)
2023年度南極学修了証書の授与式を実施しました。
今年は10名の大学院生が南極学カリキュラムを修了しました。
修了されたみなさま、おめでとうございます。
益々の活躍をお祈りしています。
![](images/240325.jpg)
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