北海道大学大学院環境科学院 ガイア 本文へジャンプ
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学生生活

〜大学と市民をつなぐ学生の新しい試みが始まる〜
鈴木 耕平(大学院環境科学院修士課程1年 学生編集委員)

 ガイア29号・GCOEニュースレターにおいて学生編集委員が募集されました。編集委員になった私は、まず手始めとして学生中心の環境課つづおを紹介することにしました。

---大学と市民の関係とは?
 昨今、大学では市民講座などが開かれ、市民が大学で情報を得る機会も多くなってきています。ただし、その構図は大学から市民への特定情報の提供が主なものとなり、市民から大学へ情報を提供する機会についてはそう多くはないように見えます。

 そこで学生である私たちは、市民と共にそれらの問題を模索するプロジェクトを立ち上げながら、市民と大学機関をつなぐ役割を果たせないかと考えました。市民がどのようなことを望んでいるのかを知る場、市民の疑問を解決する場を、このプロジェクトを通して提供できれば、大学としてもより多面的な機能を持つことができるのではないでしょうか。 



---環境問題と私たち
 環境問題は専門的な知識をもった研究者だけで解決できる問題ではありません。市民一人ひとりが確実に行動していかなければならないものです。しかし、何をしてよいかわからない、またはすでに環境保護保全活動に参加し、環境に配慮した私生活を送っていても、その一人ひとりの行動に本当に効果がある
かどうか疑問を抱いている人たちはたくさんいるのではないでしょうか。

 そして私たち学生もまた、環境科学院で学ぶ中で、研究というものが個人の“学びたい”、“何かを明らかにしたい”という欲望だけではなく、“誰のためのものなのか”、さらには“その研究によってどのように社会に貢献できるのか”を常に考え、向き合わなくてならないことを感じています。

---学生のパワーで市民を巻き込む!
大学を拠点に活発な行動を:開かれた大学

 私達は現在、6人でプロジェクトを運営し、市民と身近な関係をつくるための最初のイベントとして、下記のツアーを企画しました。




 市民と学生が個人レベルで交流をはかり、共に大学を利用して環境問題に対して行動を起こすきっかけとなる機会をつくりたい。そして、私たち学生が学ぶ環境問題を切り口に、市民と一緒に有効利用できる“開かれた大学”を目指したいと思い、これからも活動をしていきます。

環境起学専攻の学生プロジェクト「学生と地域の人が身近なところから解決(実践)する環境問題」として下記のポスターのような学内ツアーへの参加を募りました。

第一回企画 大学生気分を味わおう!
〜大学生と行く北大環境施設ツアー〜

●日時:8月30日 午前11時
●場所:北海道大学大学院環境科学院 玄関前
●参加者:12名


過去の記事

〜米国・ハワイ大学IPRCでの3ヶ月〜古関 俊也(地球圏科学専攻・博士課程後期3年)
 (2008年夏)


〜研究内容と、グローバルCOEプログラム特別研究員としての抱負〜川合 由加(生物圏科学専攻・博士課程後期2年) (2008年秋)

〜大学と市民をつなぐ学生の新しい試みが始まる〜鈴木 耕平(環境起学専攻・修士課程2年)(2009年秋)



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