スイスアルプス野外実習 2026年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・8/30


午前:クリオコナイト・表面氷試料の顕微鏡観察
午後:Rhone氷河周辺 → Zermattへ移動
夜:Zermatt散策・夕食

本日のできごと

Rhone氷河での実習もいよいよ最終日です。

午前中は、前日の29日にRhone氷河上で採取したクリオコナイトと表面氷のサンプルを顕微鏡で観察しました。
昨日まで実際に歩いていた氷河から自分たちで採取してきた試料を、その翌日に顕微鏡で観察します。
肉眼では黒っぽい粒や氷にしか見えなかった試料も、顕微鏡を通して見るとまったく違った姿に見えます。
フィールドで「採る」ところから、その試料を実際に「見る」ところまで経験できたのは、とても面白い実習でした。
初日は「とにかく氷河が黒い!」という印象でしたが、実際に試料として採取して顕微鏡で観察することで、氷河上で見ていたものをより細かいスケールで見ることができました。
氷河の上での観察と室内での顕微鏡観察がつながった瞬間です。


顕微鏡観察を終え、午後はいよいよRhone氷河を離れます。
短い滞在ではありましたが、氷河を実際に歩き、クレバスを間近で見て、クリオコナイトを採取し、さまざまな観測を行った数日間でした。
初日に見たときにはただ「黒い!」という印象だった氷河も、実習を終えるころには少し違って見えるようになった気がします。
名残惜しいですが、次の目的地Zermattへ向けて出発です!


Zermattまでは、再びバスと電車を乗り継いで移動します。
道中、車窓から外を眺めていると、とにかく羊と牛がたくさん。


羊、牛、また羊、そして牛……。
アルプスの山々と、その斜面でのんびり過ごしている動物たちを眺めながら進みます。
長い移動でしたが、最後までスイスらしい景色を楽しむことができました。
日本ではなかなか見ることのできない光景なので、移動時間も意外と飽きません。


そして夜、ようやくZermattに到着!
Zermatt周辺のValais地方では、ヴァレー・ブラックノーズ・シープという羊が有名です。
白くモコモコした毛に、真っ黒な鼻や顔が特徴的な羊で、その見た目から「世界一かわいい羊」とも呼ばれているそうです。
そんな話を聞いたら、ぜひ実物を見てみたいところですが……
この日の夕食では、食べに行きました。


「世界一かわいい羊」をZermatt初日の夕食でいただくという、少し複雑な気持ちになりそうな展開ですが、とてもおいしくいただきました。
かわいい。そして、おいしい。


夕食後は、Zermattの街中を軽く散策しました。
夜のZermattは落ち着いた雰囲気で、これまで滞在していた場所とはまた少し違った景色が広がっています。
Rhone氷河での観測を終え長い移動をして、最後は羊を食べて街歩き。
こうしてRhone氷河での実習を締めくくる一日となりました。
明日からは、Zermatt周辺での新しいプログラムが始まります!

文責 岡 有彌

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