スイスアルプス野外実習 2026年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・8/27


午前:Alpiglen (8:45) → Tiefenbach (13:06)
午後:Rhone氷河へ、夕食後:観測打ち合わせ

本日のできごと

この日は朝から、これまで滞在していたGrindelwaldを出発し、次の実習地であるRhone氷河へ向かいます。

大きな荷物を持って、バスと電車を何度も乗り継ぎながらの移動です。
車窓から見えるアルプスの山々や谷を眺めつつ、数時間かけてRhone氷河を目指します。


午後、ようやくRhone氷河に到着!
翌日からの本格的な実習に備えて、この日はまず氷河の上を軽く歩いてみることになりました。
アイゼンを装着して、いよいよ氷河の上へ。


実際に氷河に立って最初に感じたのは、「思っていたより黒い!」ということでした。
氷河というと真っ白な氷をイメージしていましたが、Rhone氷河の表面には黒いクリオコナイトがいたるところに見られました。
場所によっては氷の表面がかなり黒くなっており、白い氷河というより、黒い模様が広がっているように見えます。
これだけ大量のクリオコナイトが目の前に広がっている光景はかなり印象的でした。


さらに氷河上を歩いていくと、今度はたくさんのクレバスが現れます。
小さなものから底が見えないほど深そうなものまで、氷河上のいたるところにクレバスがありました。
近くで見ると想像していた以上に迫力があります。
氷河の上を歩くときは、きれいな景色に気を取られすぎず、足元にも注意しなければいけません。
氷河を歩く楽しさと同時に、「ここは普通の山道とは違うんだな」と改めて実感しました。
この日は、もしクレバスに落ちてしまった場合を想定した対応も実践しました。
もちろん実際には落ちたくありませんが、氷河上で活動する以上、万が一に備えて方法を知っておくことは大切です。
安全な場所で実際の状況を想定しながら、落下した人がいた場合にどのように対応するのかを確認しました。


氷河上をひと通り歩いた後は、これからの観測に使用する機器の設置です。


GPSや風速などを計測するための装置を設置し、翌日以降の本格的な観測に備えました。
観測機器を実際のフィールドに設置していくと、いよいよRhone氷河での実習が始まるという実感が湧いてきます。
長い移動から始まり、初めて歩くRhone氷河、黒いクリオコナイト、たくさんのクレバス、そして観測機器の設置と、初日から盛りだくさんの一日となりました。
明日からはいよいよ本格的な観測です!

文責 岡 有彌

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