スイスアルプス野外実習 2025年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・8/28-29
8/28 終日: Kleine Scheidegg (8:44) → Tiefenbach (13:01)
8/28 午後:ローヌ氷河へ、夕食後: 観測打ち合わせ
8/29 終日: Rhone氷河にて観測実習 (氷河までバスで移動)
8/29 夕食後: データ処理・解析、観測打ち合わせ
8月28日のできごと
この日の朝、Kleine Scheideggでは、よこなぐりの雨が激しく降りました。
ホテルから駅までレインウェアを着て、大きく膨らんだザックにレインカバーをして歩くのは大変でした。
雨の中の移動でも、なんだか楽しめちゃうのが今年のメンバーの良いところ。
天気が良ければローヌ氷河上でのプログラムも予定されていましたが、
ローヌ氷河は翌日におあずけ。
Tiefenbachの素敵な宿でのんびりと過ごしました。
宿の近くを散策して、氷河が削った谷の深さに圧倒されていました。
写真に写る谷底の建物みえますか!?
Tiefenbachのお宿の夕食は、たらふく絶品のごはんをたべて幸せいっぱいです。
8月29日のできごと
ついにメインプログラムであるローヌ氷河の計測開始です。2班に分かれて行動しました。
私の班はローヌ氷河の融け水で涵養される川の流量観測を行いました。
雨の影響で増水していて測器が川の力で押され、計測が難しかったです。
計測の合間には、ローヌ氷河後退後に成立した森の中をハイキングしました。
森林を専攻する私は、土壌が無い氷河後退後に成立する森が興味深く見どころ満載でした。
特に、モレーン(氷河が運んだ岩や石、じゃりでできた土手)のうえに懸命に根を張って育っている植物のたくましさには感動しました。
午後からはローヌ氷河上を歩きました。アイゼンの使い方やクレバスのわたり方はもちろん、クレバスに落ちた時の救助方法を確認しました。
クレバスは想像していた以上に深く、あちこちにありました。
ザクザクと音を立てながら氷河を歩くだけでも貴重な経験です。
百聞は一見に如かず。
氷河の周囲の山肌からは氷期の氷河の痕跡を読み取ることができます。
氷期以降の氷河の融ける勢いを実際に目の前にすると、地球の気候と山岳氷河の時空間スケールを、自分の経験として感じることができました。
計測を頑張った夜は野菜とチーズたっぷりのごはんでしめくくり。
また明日も調査は続きます。
文責 本郷 悠夏
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