スイスアルプス野外実習 2024年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・8/28


午前:Kleine Scheidegg (8:57) → Jungfraujoch (9:41)
Jungfrau高地観測所訪問、Aletsch氷河からメンヒ小屋へ
午後:Jungfraujoch (16:17) → Kleine Scheidegg (16:54)

本日のできごと

本日はKleine Scheideggの宿からJungfraujochまで山岳鉄道で登っていきました。
電車で標高3500mまで駆け上がっていく経験は初めてで不思議な感覚でした。




Jungfraujoch展望台に到着しました。
スイスに来て初めて氷河にお目見えすることができ感動もひとしおでした。



展望台から氷河を一望した後は、観測所に訪問させていただきました。
管理人であるフィッシャー夫婦が観測所内の案内やどのような研究が行われているのか、
ということを説明してくださいました。



中でも興味深かったのは、
サハラ砂漠の砂塵が飛来して氷河の表面が赤茶色になっているということです。
実際に写真などを見せていただきましたが、
観測所が真っ赤に見えるほどの様子で驚きました。



観測所の屋上で集合写真を撮影しました。天気にも恵まれ、良い写真が撮れました。



観測所を訪問した後は氷河上へ降りてメンヒ小屋まで向かいます。
片道1時間ほどで緩い傾斜の中氷河上を歩きました。
雪面上かつ標高が高いせいか普段とは違ったきつさを感じましたが、
景色を楽しみながら歩きました。



目的地のメンヒ小屋に到着しました。
小屋で温かい飲み物を飲んで少し休憩です。温かい飲み物が体に沁みました。



小屋から帰り、Jungfraujoch施設内を少し巡りました。
氷のトンネルがあったり山岳鉄道が掘られた歴史の展示があったりなど、
Jungfraujochのこれまでの軌跡を垣間見ることができました。



帰りも行きと同様、電車で帰りましたが、途中で下車して一駅分歩きました。
ちょうど綺麗なモレーンができていてその上を歩いて帰りました。
氷河地形を感じながら歩くという貴重な体験ができました。

文責 平野 瑞幸

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