スイスアルプス野外実習 2023年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
 | Contacts | 

スイス実習・8/29


午前:Zurich(8:32)→Jungfraujoch(13:11)
午後:Jungfrau高地観測所訪問
Jungfraujoch (16:17) → Kleine Scheidegg (16:54)

本日のできごと


ホテルで朝食を食べた後、Zurichを出発し天候の回復を祈りながら今日の目的地Jungfraujochへ向かいます。
乗り換えを繰り返し、景色が徐々に平地から山々と雪景色になり標高が上がっていくのを感じます。
Kleine ScheideggからJungfraujochへの登山列車の道中、5分間停車するEismeer駅ではガラス越しに外の氷河やクレバスの様子を見ることができました。



Jungfraujoch(標高3466 m)に到着。
Kleine ScheideggからJungfraujochへの登山列車の道中、5分間停車するEismeer駅ではガラス越しに外の氷河やクレバスの様子を見ることができました。
その後無事Jungfraujoch(標高3454m)に到着しました。標高の高さに慣れるためゆっくり昼食を取って一休みしてから高地観測所を訪れます。




観測所では施設の見学をさせていただき、観測所を利用する研究者のサポートをしているご夫婦の方から施設の設備や観測・研究機器について貴重なお話をいただきました。
また、2週間JungfraujochでMetagenomicsの研究を行っている内田さん(Nanyang Technological University)からも研究内容やこの施設での生活についてお話を伺いました。



気象観測・解析を行う部屋にて、使われている機器やどのような解析をしているのかについて写真等を用いて解説していただきました。
サハラ砂漠から上空を流されてきた砂がJungfraujochで観測された写真も見せていただき、地球のダイナミックな一面を実感しました。
このような極限の気候で多くの人々の支えや思いがあって、100年近く前から観光施設としてのみならず貴重な研究の場として維持されていることに深く感銘を受けました。



残念ながら外は一面雪景色でしたが、スイスの国旗と共にこの写真が撮れてとても達成感がありました。
この後Jungfraujochの観光施設を一回りして登山列車を下り、Kleine Scheideggの宿にて美味しい夕食を取って力を蓄え翌日以降のプログラムへ備えます。

文責 島田 岳登

前の日に戻る | 日程表に戻る | 次の日に進む >>
Base template by WEB MAGIC.   Copyright(c)2018 ILTS / Hokkaido Univ. All rights reserved.