スイスアルプス野外実習 2017年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・9/2


終日:Rhone氷河にて観測実習(氷河までバスで移動)
夕食後:データ処理・解析、観測打ち合わせ、交流など

本日のできごと

今日も氷河班と河川班に分かれて観測実習です。この日は、まるで北海道の初冬のような寒さでした。


前日にRhone 氷河左岸上部の露岩帯に設置したGPS測器(写真右下)を確認しています。昨日の実習中は上手く計測できなかったようです…



Rhone氷河上の例年観測されている点をハンドGPSで探します。毎年同じ点を計測することによって、表面標高の変化を計測できます。 ハンドGPSで観測点を探すのは、宝探しをしているみたいで面白いのですが、正確な観測点の場所に辿り着くのはなかなか難しいです。


大きなクレバス帯の横も通ります。ここに落ちたら御陀仏です。横を通るのはなかなか怖かったです。


以前、掘削(氷河の表面から底面まで細長い穴を開ける)を行って、測器を設置した名残だそうです。 杉山先生の持っている青色の紐の分、去年から今年にかけて氷河の表面が溶けてしまったのが良くわかります。


氷河前縁の氷河湖に設置した水位計(写真中央部、杉山先生の足元)が、湖の水位が低下しすぎたせいで水面上に出てしまっていました。 残念…(再び水に沈めました。)


観測で疲れたあとは、、今日もやっぱりビール!良い飲みっぷりです。

文責 山根 志織

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