Graduate School of Environmental Science

Laying down the co-ordinates of environmental science

Bulletin Board

Special Grant Program for International Students (Apr. 2011)

2010-12-01

Special Grant Program for International Students / Research Assistant Program of Graduate School of Environmental Earth Science (Apr. 2011)

This program will select students, who can likely contribute internationally in their research field, from those students applying to doctoral courses of Graduate School of Environmental Science.
It is very meaningful to participate in research as a Research Assistant (RA) for the development of your research ability. Each Research Assistant must serve to achieve the objective of a research subject directed by a faculty member of the Graduate School of Environmental Science. The research subjects are listed below *.

2010 Public Lecture

2010-08-01

平成22年度公開講座 北海道の自然環境再考: その危機的現象をとらえる

パンフレット

公開講座開催にあたって

《北海道大学大学院地球環境科学研究院長 南 川 雅 男》

 わが国でもっとも豊かな自然を誇る北海道には毎年、国内、海外から大勢の観光客が訪れ、その野生的な自然に満足し、知床や大雪の自然はまさしく世界の資産であり、人類の資産であることを実感するのです。しかし、このように貴重な自然環境も永遠不滅ではありません。気候の温暖化や、ますます激しくなる人の活動は、この自然にすでに大きな影響をもたらしていることも知るべきなのです。今回の公開講座では、北海道の自然を注意深く観察してきた研究者のレポートから、この貴重な自然がいかに壊れやすいか、すでにどのような変化が起こっているのかを知ることがテーマです。サケや高山植物など代表的な生物種や、川や海岸ですらも不変ということはないことを知らされます。さらに大勢の観光客が訪れる国立公園では、登山道が周辺の環境を侵食するという皮肉な結果を知らされるでしょう。こうした現実を見つめて、貴重な資産をどのように守ればよいのか、一緒に考えてみましょう。

【公開講座要領】

  1. 開講時期  平成22年8月24日(火)〜9月28日(火)
  2. 実施場所  北海道大学大学院地球環境科学研究院 新講義棟D−101
  3. 受講資格  満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。(学歴不問)
  4. 定  員   先着50名
  5. 受 講 料   3,500円(既納の受講料はお返しできません。)
  6. 修了証書  4回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。

【申込要領】

  1. 申込期間 平成22年7月26日(月) – 8月4日(水)
  2. 申込先  北海道大学環境科学事務部 (学術助成担当)
            〒060-0810 札幌市北区北10条西5丁目
            電話 (011) 706-2204, 2205
            E-Mail gakujutu (at) ees.hokudai.ac.jp
  3. 申込手続 申し込みは、直接窓口で行うか、郵送で行ってください。
    直接窓口で申し込む場合、郵送で申し込む場合、ともに、あらかじめ受講料を金融機関窓口で払込みのうえ(ATMによる振込みは不可)、受講申込書にE票(受付証明書)を貼付して申し込んでください。
  4. 参  考
    この情報をWEBでご覧いただいている場合は、返信用封筒(角2封筒・120円切手貼付)を上記申込先あてお送りください。折返しパンフレット・申込書・受講料振込用紙を返送いたします。

【その他】

  1. 会場には、受講者のための駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
  2. 本公開講座は、平成22年度前期道民カレッジ連携講座(ほっかいどう学コース9単位)の指定を受けています。
  3. 本公開講座は特定の回のみの受講も可能です(受講料も減額となる場合があります)ので、希望される方は上記申込先までお問い合わせください。

北海道大学大学院地球環境科学研究院 公開講座
《北海道の自然環境再考:その危機的現象をとらえる》

第1回 8月24日(火) 講師: 創成研究機構      特任助教 小泉 逸郎
講義題目:「サケ科魚類の魅力と、彼らをとりまく現状」

概  要:北海道の代表的生物であるサケ科魚類。見事なまでの美しいプロポーションに大きな体。清らかな流れに棲息し、味は絶品。何千キロも海を回遊するにもかかわらず、産まれた川に戻ってくる謎めいた生態。私もそんな魅力に取り憑かれて、北海道、さらには北欧、北米まで回遊しました。フィールド調査を続けるうちに、その興味深い生態がどんどん明らかになってきましたが、同時に、近年の環境改変による悪影響も強く実感します。本講演ではその魅力と苦境をお話したいと思います。

第2回 8月31日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 工藤  岳
講義題目:「大雪山の高山生態系の変貌」

概  要:大雪山系は高緯度地域に位置しているうえに、森林限界を超える標高に台地が広がる地形要因のため、我が国最大規模の高山生態系が発達している。多様な高山植生は、豊富な積雪と地形要因が作り出す、融雪時期の違いによって作られている。近年の温暖気候により、雪解け時期は早期化の傾向があり、それに対応して高山植生が急速に衰退している事実が明らかにされた。多様な積雪環境により維持されてきた高山生態系の仕組みと、地球温暖化の影響について紹介します。

第3回 9月 7日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 露崎 史朗
講義題目:「湿原の保全と復元―サロベツ湿原を事例としてー」

概  要:サロベツ湿原は、原生花園とも呼ばれるように、様々な植物が生育している。また、ラムサール条約に登録され、水鳥保護上も貴重な湿原である。しかし、世界の至るところで、主に人為により湿原は減少の一途を辿っており、地球温暖化が、その減少に追い討ちをかけている。ここでは、サロベツ湿原の中でも大規模な撹乱を受けた泥炭採掘跡地の遷移過程を、水、埋土種子、リター、定着促進効果、絶滅危惧種というキーワードでまとめ、保全と復元について考えたい。

第4回 9月14日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 渡邉 悌二
講義題目:「大雪山の荒廃する登山道」

概  要:大雪山の高山帯には登山道が張り巡らされていて,その荒廃の進行のようすが過去20年にわたって調査されている。大雪山は,世界の山岳地域の中でも最も登山道荒廃が進んだ地域の一つで,危機的状況にあるといえる。最近は,こうした危機的状況への対策が少しずつ進められるようになってきてはいるものの,問題解決への道のりははるか遠いと言わざるを得ない。この講義では,まず荒廃の危機的状況について述べ,そのうえで荒廃に対する対策を紹介します。

第5回 9月21日(火) 講師: 低温科学研究所      准教授 白岩 孝行
講義題目:「アムール川とオホーツク海:陸海境界・国境を越えた環境システムの発見と保全」

概  要:近年、アムール川流域が、オホーツク海や北部北太平洋親潮域の巨大な魚付林になっている可能性が浮かび上がってきました。アムール川からもたらされる溶存鉄が海の生き物をどう育んでいるか、また流域における人為的な土地改変が陸面からの溶存鉄流出にどう影響するか。そして地球温暖化の影響は?日中露の三カ国が国境を越え、また陸と海の境界を越え、この壮大な環境システムの保全についてどう取り組むか。北海道の海、オホーツク海で起こっているダイナミックな問題を紹介します。


第6回 9月28日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 教 授 平川 一臣
講義題目:「北海道の川と海岸の危機的地形現象」

概  要:北海道の海岸線や河床に異常・異様な変化が発生していると聞いたことがありますか?海浜の砂や石,河床の礫は,時々刻々水流とともに運搬・移動している.”浜の真砂がつきてしまったら・・・・”何が起きるでしょうか?人工構造物(港湾突堤,砂防ダムなど)を設置すると海浜や河床に急激な侵食・堆積が生じることが多い.工学的に対処療法を施しても,自然は”自然のシステム”として応答し,人間のコントロールを受け付けません.このような現象を紹介し,異常な海岸浸食や河床低下に関わる”自然のシステム”を考えます。

講義時間は,毎回18:30〜20:00です。

2010 Open Campus

2010-07-08

環境科学の最前線、大学院環境科学院を見よう

日時: 8月1日 (日) 10時-16時
場所: 札幌市北10条西5丁目

オープンキャンパスでは、地球温暖化、オゾン層破壊、生物多様性、環境のためのナノマテリアル、環境浄化、低炭素社会等の課題について以下のプログラムを実施します。

  1. コース・研究室見学
  2. 実験・体験型展示
    • 環境修復の科学と技術
    • ウッチーを食べよう!
    • 雲をつくってみよう
    • 温暖化予測ゲーム
    • 雪と氷の不思議
    • 生態遺伝学の研究で用いる生物たち
    • 90°Cで生きる高温微生物の姿
    • ショウジョウバエの唾腺染色体の標本作製
    • 地下水の分析と汚染地下水の浄化
  3. コース・課題紹介パネル展示学
  4. 院紹介DVD上映

ポスター

写真展 応募写真を公開しました

2010 Festival

2010-05-18

北海道大学大学院環境科学院 大学祭施設公開

プログラム

環境サイエンス・トーク

6月5日 (土) / 6日 (日)

本学院の研究者や大学院生が取り組んでいる研究についてわかりやすくお話しいたします。

  • 12:30-12:50 共生する生き物の多様な戦略 坂本洋典
  • 12:50-13:10 かわいい! たくましい! 私の先生〜光合成細菌 佐藤由季
  • 13:10-13:30 南極大陸・内陸旅行 西村大輔
  • 13:35-13:55 みんなの憧れ! “クワガタムシ”を科学する 後藤寛貴
  • 13:55-14:15 最新のナノテクを使った環境センシング 川口俊一
  • 14:00- 特別企画: 『食』が『身』につくフォーラム

体験する環境科学:展示とデモンストレーション

6月5日 (土) 11:00 – 17:00
6月6日 (日) 11:00 – 16:00

大学で行っている実験や研究を触って・見て、体験できます。デモンストレ-ションとパネル展示もあります。

  • 土の中から化石を拾う
  • 雲をつくってみよう
  • 南極観測隊疑似体験
  • 耕地圏環境学コースで研究している色々な作物
  • 90℃で生きる高温微生物の姿
  • 生態遺伝学の研究で用いる生物たち
  • ショウジョウバエの唾腺染色体の標本作製
  • サステナビリティ・キャンパス活動
  • 来て見て知ろう!環境科学
  • ホタルの光をつくってみよう
  • 液体窒素でつくる極低温環境
  • 分子模型でダイヤモンドを作ろう!
  • 化学反応を体験してみよう!
  • 環境修復のための技術とその材料
  • 消化管体験ツアー
  • あなたもできる3D映像 – 飛び出す世界を体験する

大学院環境科学院の説明会

6月6日 (日) 13:00, 14:00, 15:00

大学院へ進学を希望する学生に向けて、各専攻、コ-ス、研究内容などを紹介いたします。

Joint Symposium

2009-09-10

11th Joint Symposium

To foreign students:


If you are interested in joining to and presenting your research at Hokkaido University-Seoul National University Joint Symposium held in Sapporo in 6-7 November, please ask either of Prof. Iwakuma, Prof. Yoshikawa or your supervisor. If you will participate in the Joint Symposium, please send your name/divisions to the GCOE office (gcoe at ees.hokudai.ac.jp) by 10 October.


Toshio Iwakuma
Dean
Graduate School of Environmental Science


2009 Public Lecture

2009-08-01

平成21年度公開講座 異分野融合によって新たな環境科学を起こす

パンフレット

◎公開講座開催にあたって

《北海道大学大学院地球環境科学研究院長 南 川 雅 男》

 便利で豊かになると信じて開発してきた技術や、20世紀の繁栄を支えてきた多くの産業や制度は、今世紀に大きく転換を迫られています。私たちは、環境への配慮なしに、便利さや豊かさだけを追求することには、もはや同意できなくなっているのです。では、環境への配慮は、どのようあるべきで、どのように社会に受け入れられるでしょうか。今回の公開講座では、現代の環境問題として象徴的な5つのテーマを取り上げます。期待が先行しがちな先端テクノロジーの抱える不安、いつでもあると思い込んでいた河川流域に起こっている変化、豊なはずと思いがちな水資源が直面するかもしれない問題、低炭素で循環型の社会はどのように実現可能か、途上国の森林衰退にみる急激な近代化の歪み。このような、異分野に点在するかのようにみえるこれらの課題に共通しているのは何でしょうか。「人間と自然の共生のあるべき姿」を求めて、一緒に考えてみませんか。

【公開講座要領】

  1. 開講時期 平成21年8月18日(火) – 9月29日(火)
    [9月22日(火)は、祝日のため開講しません。]
  2. 実施場所 北海道大学大学院地球環境科学研究院 会議室
    (当初予定されていた「C棟104講義室」から変更になっています。)
  3. 受講資格 満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。(学歴は問いません。)
  4. 定  員 先着50名(会場の都合により、今年度は先着50名までとなります。)
  5. 受講料  3,500円 (既納の受講料はお返しできません。)
  6. 修了証書 4回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。

【申込要領】

  1. 申込期間 平成21年7月27日(月) – 8月5日(水)
  2. 申込先  北海道大学環境科学事務部 (学術助成担当)
            〒060-0810 札幌市北区北10条西5丁目
            電話 (011) 706-2204, 2205
            E-Mail gakujutu (at) ees.hokudai.ac.jp
  3. 申込手続 申し込みは、直接窓口で行うか、郵送で行ってください。
    直接窓口で申し込む場合、郵送で申し込む場合、ともに、あらかじめ受講料を金融機関窓口で払込みのうえ(ATMによる振込みは不可)、受講申込書にE票 (受付証明書) を貼付して申し込んでください。

【その他】

  1. 会場には、受講者のための駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
  2. 本公開講座は、平成20年度前期道民カレッジ連携講座(環境生活コース9単位)の指定を受けています。
  3. 本公開講座は特定の回のみの受講も可能です(受講料も減額となる場合があります)ので、希望される方は上記申込先までお問い合わせください。

北海道大学大学院地球環境科学研究院 公開講座
《異分野融合によって新たな環境科学を起こす》

第1回 8月18日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 教授 池田 元美
講義題目: 「環境問題は複雑にからみあったパズル」

概  要: 地球規模で環境劣化が進んでいます。身近に感じられる孫の世代まで住みやすい地球を残したいのは誰もが考えることです。深刻な環境問題でも、ひとつひとつの要素は自然科学や人文社会学に基礎情報があるので、それらを集め、いろいろな分野の人たちが協力して取組むことによって有効な対策を見出せます。また異なる視点から観ることで、一面的な問題解決策の逆効果を防げます。このようなパズルを解く具体例を見てみましょう。

第2回 8月25日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 教授 古月 文志
講義題目: 「ナノテクノロジーの功罪」

概  要: 人類は、生活基盤を支える産業技術を、マクロ、ミクロ、サブミクロを経て、ついにナノの領域に進歩させました。直径1ミクロンの球体は直径1ナノの球体に分けると10億個分にもなります! ナノ素材・ナノテクノロジーは環境負荷低減を可能にする次世代産業技術ですが、「ナノ物質による環境汚染」という人類未曾有の環境問題をもたらす危険性も秘めています。日本初、ナノテクノロジーの柱とも言われる「カーボンナノチューブ」を具体例として取り上げ、その功罪について解説します。

第3回 9月1日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 特任助教 根岸 淳二郎
講義題目: 「河川から見る流域環境の変化とその保全」

概  要: 私たちは生活の中で河川の持つ様々な公益的機能を享受しています。一方で、人口増加に伴う水資源への需要が高まるにつれ、河川が持つ豊かな自然環境を著しく劣化させています。特に、長い時間をかけて、自分の目で見わたすことのできない景観の変化などには気づきにくいものです。ここでは、河川を中心に見た流域景観の変化や水生生物の生息環境が劣化する仕組み、さらに再生の試みや課題について最新の知見を交えて紹介します。

第4回 9月8日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 特任助教 佐藤 友徳
講義題目: 「水資源は自然の恵み」

概  要: 我々は生活のいたるところに水資源の恩恵を受ける反面で、旱魃や大雨など水に関連する自然災害は多くの被害をもたらします。このように地球の気候システムの中で、水はどのように巡り、どのような役割を持っているのかについて、わが国やアジアの気候を例として解説します。また、地球温暖化などの気候変動や人間活動によって、自然の水循環系にどのような変化が起こり得るかについて紹介します。

第5回 9月15日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 特任准教授 藤井 賢彦
講義題目: 「循環型社会と低炭素社会」

概  要: 大量生産・大量消費のメタボ社会からの脱却は、地球温暖化の緩和という観点からだけでなく、使用エネルギーの大半を海外に依存している我が国にとっては、安全保障という視点からも重要な事柄です。環境負荷の低減と心豊かな暮らしを両立させた「持続可能な社会」を実現する上で、私たちが現在抱えている課題と、その克服に向けた様々な取り組みについて紹介します。

第6回 9月29日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 石川 守
講義題目: 「途上国の脆弱な環境」

概  要: 社会が不安定であり地域住民の生業が身近な自然環境に大きく依存している途上国では、環境劣化に対する適応力が低く、その影響は先進国よりも深刻です。本講義では、社会主義から市場経済への移行後、商業主義に起因する様々な環境問題が具現化しているモンゴルを対象にします。国土の10%足らずを占める森林に焦点をあて、森林を成立させる環境要因や近年の森林衰退の現状および地域住民の森林保護意識などについて紹介します。

講義時間は,毎回18:30-20:00です。

2009 Open Campus

2009-07-08

環境科学の最前線、大学院環境科学院を見てみよう

地球温暖化、オゾン層破壊、生物多様性、環境のためのナノマテリアル、環境浄化、低炭素社会等

日時: 8月2日 (日) 10時-16時
場所: 札幌市北10条西5丁目

  • 学院紹介DVD上映
  • コース・課題紹介パネル展示
  • 実験・体験型展示
  • コース・研究室見学

ポスター

関連企画

北大祭参加企画 「もっと身近に 環境科学」

2009 Festival

2009-05-14

北海道大学大学院環境科学院 大学祭施設公開

プログラム

環境サイエンス・トーク

  • 6月6日 (土)
    • 12:00-12:30 北海道を北上するブナたちの生態学 小林誠
    • 12:30-13:00 北海道のサケの話 中島美由紀
    • 13:00-13:30 ヒトや自然を守りたい-水環境の保全と修復- 三原義広
    • (30分休憩)
    • 14:00-14:30サンゴから地球環境を考える 藤井賢彦
    • 14:30-15:00貝に聞く昔の環境 – ホタテが見た氷河期の日本海 入野智久
    • 15:00-15:30地球環境の窓を見つめる南極観測 澤柿教伸
  • 6月7日 (日)
    • 12:00-12:30 北海道を北上するブナたちの生態学 小林誠
    • 12:30-13:00 北海道のサケの話 中島 美由紀
    • 13:00-13:30 蛍光で見えないものを光らせる 山田幸司
    • (30分休憩)
    • 14:00-14:30 サンゴから地球環境を考える 藤井賢彦
    • 14:30-15:00 貝に聞く昔の環境 – ホタテが見た氷河期の日本海 入野 智久
    • 15:00-15:30 地球環境の窓を見つめる南極観測 澤柿 教伸

体験する環境科学:展示とデモンストレーション

  • 6月6日 (土) 11:00 – 17:00
  • 6月7日 (日) 11:00 – 16:00

大学で行っている実験や研究を触って・見て、体験できます。デモンストレ-ションとパネル展示もあります。

  • 南極観測隊模擬体験
  • ホタルの光をつくってみよう
  • 液体窒素でつくる極低温環境
  • 明日のエコでは間に合わない
  • 環境中の二酸化炭素をはかろう
  • 環境修復のための技術とその材料
  • 分子模型でダイヤモンドを作ろう!
  • 生態遺伝学の研究で用いる生き物たち
  • 空と海を測る −気象・海洋観測の実際
  • 耕地圏環境科学コースで研究している色々な作物
  • 劇的分別Before After -実践! 7月からのごみ分別をやってみよう-
  • 水道水、ミネラルウォーター、井戸水、いろいろな水を分析してみよう
  • 土の中から化石を拾う
  • 物の色を測る

大学院環境科学院の説明会

6月7日 (日) 13:00, 14:00, 15:00

大学院へ進学を希望する学生に向けて、各専攻、コ-ス、研究内容などを紹介いたします。

2008 Public Lecture

2008-07-31

平成20年度公開講座 ヒトと地球にやさしい化学技術

◎公開講座開催にあたって

《北海道大学大学院地球環境科学研究院長 岩 熊 敏 夫》

 私たちは化学製品の存在はよく知っていますが、毎日の人間のくらしを支えている化学の働きは十分に理解していないようです。生物は太陽の膨大な光エネルギーを利用して今日の生態系をつくりあげてきました。化学においてもクリーンな光エネルギーは注目され、環境浄化やエネルギー変換に役立つ光触媒や、光の吸収や発光を利用した分析技術、あるいは光合成により生産されるバイオマスの利用などが研究されています。一方、化学物質による生態系や環境の破壊を抑えるために、より環境負荷の低い物質の生産方法、天然の有用物質の探索が行われています。さらに、環境にやさしい化学技術とともにこの公開講座では、水銀汚染や薬品の流出事故などにより、汚染された環境をいかに修復し守っていくかについても取り上げます。ご来聴をお待ちしています。

【公開講座要領】
  1. 開講時期 平成20年8月19日(火) – 9月30日(火) 18:30-20:00
    [9月23日(火)は、祝日のため開講しません。]
  2. 実施場所 北海道大学大学院地球環境科学研究院C棟104講義室
  3. 受講資格 満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。(学歴は問いません。)
  4. 定  員 50名程度
  5. 受講料  3,500円 (既納の受講料はお返しできません。)
  6. 修了証書 4回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。

【申込要領】
  1. 申込期間 平成20年7月28日(月) – 8月6日(水)
  2. 申込先  北海道大学環境科学事務部 (学術助成担当)
            〒060?0810 札幌市北区北10条西5丁目
            電話(011)706?2204,2205
            E-Mail gakujutu (at) ees.hokudai.ac.jp
  3. 申込手続 申し込みは、直接窓口で行うか、郵送で行ってください。
    直接窓口で申し込む場合、郵送で申し込む場合、ともに、あらかじめ受講料を金融機関窓口で払込みのうえ(ATMによる振込みは不可)、受講申込書にE票(受付証明書)を貼付して申し込んでください。

【その他】
  1. 会場には、受講者のための駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
  2. 本公開講座は、平成20年度前期道民カレッジ連携講座(環境生活コース9単位)の指定を受けています。
  3. 本公開講座は特定の回のみの受講も可能です(受講料も減額となる場合があります)ので、希望される方は上記申込先までお問い合わせください。

北海道大学大学院地球環境科学研究院 公開講座
《ヒトと地球にやさしい化学技術》

第1回 8月19日(火) 講師: 触媒化学研究センター 教 授 大谷 文章
講義題目: 「光による環境浄化とエネルギー変換?光触媒反応の応用」

概  要: 光合成を考えてもわかるように、光は生物が生きていくのに不可欠なものですが、太陽からふりそそぐ膨大な量の光は、環境浄化やエネルギーの創出にもつかうことができます。その代表例が光触媒反応です。すでに、日常生活のなかにも光触媒の応用製品がふえてきています。たとえば、ガラスや壁にコーティングした光触媒薄膜がそうです。これらは、光触媒反応によって屋外では汚れをふせぎ、室内では汚染空気を浄化します。また、光触媒によって水を分解し、燃料として利用できる水素をとりだす研究もさかんに行われています。ここでは、これらの光触媒の可能性についてやさしく解説します。

第2回 8月26日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 神谷 裕一
講義題目: 「化学の力で環境をきれいにする?触媒による環境浄化?」

概  要: 環境ホルモンやダイオキシンなど、化学が悪者であるかのような報道が多くなされてきました。しかし化学は化学製品を作り出すことを通じて、私たちの生活を豊かにすることに大きく貢献しています。また、空気や水をきれいにするのにも化学は大活躍しています。これら化学製品の製造や化学による環境浄化には、化学反応を促進させる物質”触媒”が欠かせません。本講義では空気や水を浄化する触媒技術を紹介するとともに、触媒を使った余分な廃棄物を出さないクリーンな化学合成について解説します。

第3回 9月2日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 准教授 沖野 龍文
講義題目:「船にフジツボをつけない技術」

概  要: 船舶に防汚塗料を用いなければフジツボやイガイなどの生物が付着し、燃費の低下を招きます。古くより防汚技術は存在していましたが、有機スズを用いる自己研磨型塗料は 画期的なものでした。しかしながら、環境ホルモンの一種として報道された有機スズは、今年9月以降船舶表面に存在することが国際条約により禁止されます。 そこで、鮫の表面構造を模すことによってフジツボをつきにくくしたり、海の中で他の生物に覆われていない生物のもつ化学物質を利用する新しい技術について解説します。

第4回 9月9日(火) 講師: 電子科学研究所 教 授 太田 信廣
講義題目: 「発光を観測することにより細胞や材料を調べる」

概  要: 光と物質の相互作用は、環境問題においてよく話題となるオゾンホ?ルやCO2による地球温暖化といった問題と密接に関係します。また植物の生命現象においても必要不可欠な問題です。この相互作用に基づいて物質は光(電磁波)を吸収するわけですが、吸収された光の一部は、異なる波長(異なる色)の発光として外に放出されます。このような発光を検出することにより、直接触れること無く(非侵襲といいます)いろいろな物質を調べたり、あるいは生細胞の状態を調べたりする研究についてご紹介します。

第5回 9月16日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 教 授 田中 俊逸
講義題目: 「汚染された環境をレメディエート(修復)する」

概  要: 私たちの周囲や世界各地には、土壌や湖沼・河川、大気などが様々な化学物質で汚染されている地点がたくさん存在します。このような汚染された環境をレメディエート(修復)するとはどういうことなのか、またどのような手法が考えられるかについて解説します。鉛汚染土壌、インドネシアにおける水銀汚染、中国松花江のニトロベンゼンによる汚染、女性ホルモンによる河川の汚染など幾つかの汚染事例を示しながら、化学的手法による修復技術開発の現状について紹介します。

第6回 9月30日(火) 講師: 大学院地球環境科学研究院 教 授 坂入 信夫
講義題目: 「身近なバイオマス糖質資源の利用」

概  要: デンプンやセルロースなどの糖質は古くから私たちの衣食住に深くかかわってきた身近な材料です。また、化石資源の枯渇にともなって、糖質は再生可能な資源として近年注目されています。緑色植物によって二酸化炭素と水と太陽エネルギーより常に生産される糖質はカーボンニュートラルとみなされ、地球温暖化対策としても鍵となる資源といえます。本講義ではこのような糖質の機能性材料、ファインケミカルズおよびエネルギー源としての新しい利用について解説します。

講義時間は,毎回18:30-20:00です。

2008 Festival

2008-05-16

北海道大学大学祭施設公開企画

ポスター

プログラム

環境サイエンストーク

本学院の研究者や大学院生が取り組んでいる次のような研究についての講演会です。
講演20分の後に質問コーナーが15分あります。

6月7日(土)  13:00-17:00

  • 13:00- 「地球環境の窓をみつめる南極観測」澤柿教伸
  • 13:40- 「世界の気象はこれからどのように変わるか」宇田川佑介
  • 14:20- 「ボルネオ島にテングザルを追う」松田一希
  • 15:00- 「モンゴル平原でみる地球環境の変化」小野寺有
  • 15:40- 「低炭素社会の実現をめざして 」安本哲郎
  • 16:20- 「人の健康を守る化学」坂本啓典

6月8日(日)  14:00-16:00

20分の講演6つをまとめて聴けます。

  • 14:00- 「地球環境の窓をみつめる南極観測」澤柿教伸
  • 14:20- 「世界の気象はこれからどのように変わるか」宇田川佑介
  • 14:40- 「ボルネオ島にテングザルを追う」松田一希
  • 15:00- 「モンゴル平原でみる地球環境の変化」小野寺有
  • 15:20- 「低炭素社会の実現をめざして」安本哲郎
  • 15:40- 「人の健康を守る化学」坂本啓典

体験する環境科学:展示とデモンストレーション

本学院の研究者や大学院生が取り組んでいる研究の一部を実際に体験することができます。

6月7日(土) 11:00-17:00
6月8日(日) 11:00-16:00

  • 物の色を測る
  • 南極観測隊疑似体験
  • 川の水をキレイにしよう
  • 土の中から化石をひろう
  • ホタルの光をつくってみよう
  • 液体窒素でつくる極低温環境
  • 9 0℃ で生きる高温微生物の姿
  • 分子模型でダイヤモンドを作ろう!
  • 環境中の二酸化炭素量をはかろう
  • 環境修復のための技術とその材料
  • 生態遺伝学の研究で用いる生物たち
  • 野鳥調査体験:君も鳥博士になれる!
  • 空と海を測る−気象・海洋観測の実際−
  • 耕地圏環境学コースで研究している色々な作物
  • フードマイレッジ−あなたの食事の環境負荷を測ろう−
  • 水道水,ミネラルウオーター, 井戸水,いろいろな水を分析してみよう!

パネルによる研究紹介

6月7日(土) 11:00-17:00
6月8日(日) 11:00-16:00
環境科学院を構成する全24コースの研究内容をパネルで分かりやすく紹介します。

大学院環境科学院の説明会: 本学院を受験したい学生に向けて

6月8日(日) 13:00-14:00
本学院への進学を希望する大学生や大学院生に、各専攻、コース、研究例などを紹介します。入学案内やカリキュラムなど多数の資料を配布し、質問にもお答えしますので、北大だけでなく他大学の方々も気楽にお集まり下さい。

2007 Public Lecture

2007-08-01

平成19年度公開講座 快適環境をまもる微生物たちの姿とはたらき

公開講座開催にあたって 北海道大学大学院地球環境科学研究院長 岩 熊 敏 夫

微生物は生命のルーツでもあり、地球上には様々な種類が無数に存在しています。しかし、微生物が、食品加工や病気などに関わるだけではなく、私たちの地球環境を守る働き者であることはあまり知られていません。かれらはそれぞれが、苛酷な条件下でも有機物を合成し、作物の生産を手助けし、あるいは汚染物質の分解による環境の浄化をしているのです。詳細は公開講座で紹介されますので、是非ご参加下さい。

【公開講座要領】
1.開講時期  平成19年8月21日(火) – 9月25日(火) 18:30-20:00
2.実施場所  北海道大学大学院地球環境科学研究院C棟104講義室
3.受講資格  満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。
4.定  員  50名程度
5.受講料  3,500円(既納の受講料はお返しできません。)
6.修了証書  4回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。

【申込要領】
今年度は締め切りました
1.申込期間  平成19年7月30日(月)?8月10日(金)
2.申込先  北海道大学環境科学事務部(学術助成担当)
〒060?0810 札幌市北区北10条西5丁目
電話(011)706?2204,2205
E-Mail gakujutu@ees.hokudai.ac.jp
3.申込手続  申し込みは、直接窓口で行うか、郵送で行ってください。直接窓口で申し込む場合、郵送で申し込む場合、ともに、あらかじめ受講料を金融機関窓口で払込みのうえ(ATMによる振込みは不可)、受講申込書にE票(受付証明書)を貼付して申し込んでください。

【その他】
1.会場には,受講者のための駐車場がありませんので,公共の交通機関をご利用ください。
2.本公開講座は,平成19年度前期道民カレッジ連携講座(教養コース9単位)の指定を受けています。
3.本公開講座は特定の回のみの受講も可能です(受講料も減額となる場合があります)ので,希望される方は上記申込先までお問い合わせください。

第1回 8月21日(火) 講師:大学院地球環境科学研究院 准教授 鈴木 光次
講義題目:「海洋微生物と地球環境変化」

概  要:海洋は地球の表面積の約70%を占めており、太陽からの光の届く海洋表層(200メートルより浅い水深)では、肉眼では見えない極微小の植物プランクトンが、二酸化炭素と水を使って光合成をし、有機物と酸素を作り出しています。その地球規模での年間生産量は陸上植物に匹敵することから、植物プランクトンは地球温暖化の原因となる二酸化炭素の重要な固定者です。本講義では、海洋植物プランクトンを中心に、地球環境変化に対する海洋微生物の役割とその応答についてご紹介します。

第2回 8月28日(火) 講師:大学院地球環境科学研究院 准教授 奥山英登志
講義題目:「石油汚染土壌の浄化?バイオレメディエーションは有効か??」

概  要:去年の雪解けの頃、知床半島に近いオホーツク海沿岸で、油塊や油にまみれた多数の海鳥の死骸が打上げられているのが発見されました。このニュースを聞き、1997年1月に日本海(島根県隠岐島沖)で起きたロシアのタンカーナホトカ号の重油流出事故を思い出した方も多いのではないでしょうか。石油などで汚染された環境を生物の力によって浄化する技術をバイオレメディエーションといいます。この技術は、例えば汚染物質を燃やしてしまう方法などに比べて、環境に優しいといわれています。しかし、必ずしも有効でないこと、外来生物を導入することへの違和感などから使いにくい技術でもあります。北海道はサハリン油田に近接していることもあり、不断の備えが必要です。石油によって汚染された土壌を対象にした微生物を使ったバイオレメディエーションの問題点と新たな可能性について考えてみます。

第3回 9月 4日(火) 講師:大学院工学研究科     准教授 岡部  聡
講義題目:「きれいな水環境をまもる微生物たち」

概  要:近年、札幌市を流れる豊平川や琴似発寒川において、秋になるとサケの遡上が再び観察され
るようになりました。このような大都市の中に、心温まる美しい水環境を維持するためには下水道の整備や
水環境保全対策が重要であることは明らかです。しかし、実際に我々の水環境を守ってくれているのは小さ
な微生物たちです。河川や湖沼の富栄養化に最も影響を及ぼす排水中の窒素を分解除去してくれる微生物群集に注目して、どのような微生物が、どこで、どのように窒素を分解除去しているのか、我々の目には見えない”驚異の微生物ワールド”を覗いてみたいと思います。

第4回 9月11日(火) 講師:低温科学研究所      教 授 福井  学
講義題目:「かくされた自然?低温環境で活躍する微生物たち?」

概  要:微生物は肉眼では捉えることができないため、自然界の中で微生物の活躍を伺い知ることが困難です。しかし、地球上には多様な微生物が存在し、生態系において物質の生産、分解及び循環に寄与しています。南極と言った極限環境で、微生物はどのように生活しているのでしょうか? 南極だけでなく、身近な環境を例にして、低温環境で活躍する微生物たちをご紹介します。

第5回 9月18日(火) 講師:大学院農学研究院     准教授 信濃 卓郎
講義題目:「農作物をささえる根圏微生物の現状と将来展望」

概  要:根圏とは植物の根と接触した極わずかな土壌領域のことです。ほんのわずかな量にも思えますが、土の中の根の表面積を考えると実は莫大な量となります。この根圏には多種多様な微生物(1gの土に107-1011匹)が棲息しているのですが、その中には植物にとって役に立つ微生物も存在しています。このような微生物の役割を紹介すると同時に、地球環境や人間にとって優しい農業を目指すためにどうやって微生物をうまく活用していくべきかについて解説します。

第6回 9月25日(火) 講師:大学院地球環境科学研究院 教 授 森川 正章
講義題目:「バイオフィルムってなんだろう」

概  要:細菌は単細胞生物なのでバラバラに生きていると考えられがちですが、自然環境中では何らかの表面に付着して集団すなわちバイオフィルム(ぬめり)を形成していることが知られています。本講義ではバイオフィルムに隠された細菌のしたたかな生存戦略とこれらを環境浄化技術に応用できる可能性について解説します。

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