7月18日~24日: フィールド実習
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サマースクールのテーマ毎に5つのグループに分かれて、モンゴル各地(下の地図参照)でのフィールド実習やモデリング実習を行いました。
グループ1:永久凍土変動とその影響
モンゴル西部アルハンガイ県チュルート川流域の永久凍土地形において、ボーリングによる永久凍土の分析、電気探査による物理組成調査、湖の面積測定を行いました。その結果、川を挟んで北向き斜面から南向き斜面までの永久凍土の分布状況が分かりました。
グループ2:森林の過去と現在の状況
モンゴル中央部トゥブ県バツンブル郡ウドレグ村のモンゴル国立大学研究林とその周辺域において、森林火災跡地と自然林を比較し、森林火災による林分構造の変化と土壌呼吸量(微生物による分解に伴うCO₂放出量)の変化について調査しました。その結果、森林火災の有無による林分構造や土壌呼吸の違いが明らかになりました。
グループ3:草原劣化と社会経済背景
モンゴル中部のトゥブ県アルタンブラグ郡、ホスタイ国立公園、バッツンブル郡において草原の植生状態を調査するとともに、遊牧民の生活状況を聞き取りました。その結果、遊牧民の住居の位置と草原劣化の関係が明らかになりました。
グループ4:地域規模の水文気象
ウランバートルの気象水文研究所における気候モデルの実習を行いました。モデルによる気温の計算結果は観測結果を概ね再現しました。また、観測方法を学ぶためにウランバートル郊外の気象レーダー観測施設の見学、テレルジの河川流量観測施設の見学を行いました。
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