スイスアルプス野外実習 2008年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・9/2
スイス連邦工科大学にて講義を受講
本日のできごと
スイスETH university にて講義を受ける。
午前中 M.Funk教授(水理水文学氷河学研究所)より、今回訪れる氷河について、彼の研究も踏まえた講義を受ける。
昼食はとても学食とは思えない場所で食べることができた。値段もちょっと高かったかもしれない。
午後 A.Ohmura教授(大気気候学研究所)より、大気の物理学と氷河上の大気運動など について講義を受ける。
夕食は最終日の講義を担当していただく H.Blatter教授 宅で御馳走になる。
以下詳細
授業は時間どおりに始まった。教授の話す英語は特筆する程難しくはなく、速度もゆっくりであった。また、一つ一つの話題の間に質問タイムがあり、みんなそれぞれ思ったことを尋ねていた。今回の参加者の中には氷河に直接関連しない学科からもきていたが、彼らも積極的に参加していたと思う。授業時間は2時間ほどだったけど、なかなかおもしろく聞くことができました。授業を受けた部屋はすこし狭い感じでした。いつもはゼミ室みたいに使っているんじゃないでしょうか。
昼食は講義を受けた所とは少し離れた所で取った。離れた所といったが、ここも学食で、彼らには普通の距離なのかも知れない。道路沿いに少しだけ歩いた。その先に食堂が会った。その学食というのが、これがもう、学食とは思えない場所だったね。建物はまるで図書館のような荘厳さがあり、入口のドアは重そうな気の扉…なのに、○リー・ポッターの世界のように勝手に開く自動扉だった。 さらに奥に行きエレベーターに乗る。階表示は外国らしくEやらDだった。そして、向かった先はLつまり、最上階。そこのテラスは広いし、室内も十分。さらに、スーツ来たおじさんたちが談笑しながら飯食ってるの。かなり場違いに感じたよ。
そんな中で飯だったので、いくらかかったかよく覚えてません。
午後は午前とは違う教室でした。教室の感じは普通でした。講義を担当されたのは名前からわかるように日本人です。もちろん日本語でした。内容は氷河上の大気運動が主でしたが、むしろある"ワード"の方が、たぶんみんなも心に残っているのではないでしょうか。そして、”複雑なものを簡単にする深い思考を”っていうのが、さっきのとは別に、私が心に残った言葉です。相反するようでいて、そうではなく、かといってすぐにできることでもない。そういう言葉じゃないでしょうか。
ただ、一つ難点をあげれば、授業がなかなか終わらず次の予定を押してしまったことです。結局2時間位遅刻でした。
これもすごかった。招待してくれたハインツさんは大学の教授で、チューリッヒ郊外のゾフィンゲンに住んでいました。そこで、夕食を御馳走になったのですが、まず、家がでかい。それが向こうの教授としてのステータスらしいが、ワタシハ日本人ナノデタダタダオドロイテマシタ。
庭も広くて小さな池があった。何かが泳いでいたように思います。それから、天井が高いためか、室内も広くてなんだか開放的だった。食事をしたのはテラスだったが、たぶん一部屋分はあるんじゃなかろうか。奥に行けば、また庭で、分厚い肉(なんの肉だっけ?)を、直に焼いて振る舞ってくれました。写真は始まって間もないころ、夕陽のなかの歓談の様子です。
文責 山本 健喜
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