IFES-GCOE グローバルCOEプログラム 「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」
         北海道大学大学院環境科学院/農学院環境資源学専攻

「動物の行動を計測しよう!—バイオロギング実習—」参加者募集


GCOE人材育成プログラム自由企画「動物の行動を計測しよう!—バイオロギング実習—」の参加者を
募集いたします。


大学院生の皆様

バイオロギングの世界へようこそ!!
動物装着型記録計(データロガー)を用いて、動物の未知の行動や生態にせまる手法を身につけてみませんか?

 海洋環境の変動が大きな注目を集めている昨今にあっても、海洋生物の環境とその変動に応答する仕組みや、関係する基本要素のモニタリングは困難である。これを解決するために有用な手法として、バイオロギング・システムが飛躍的な発展を遂げている。バイオロギング・システムとは、生物に小型計測機器を装着することにより、生物の行動や生息環境の情報を記録するシステムであり、1960年代から現在にかけて機器の開発とともに急速に発展してきたシステムである。このバイオロギング・システムをアナログ時代から開発し、その基礎を作った第1世代、デジタル時代に移行し、システムの小型化によって対象種や計測パラメータを広げてきた第2世代があり、現在は環境情報と生物の行動情報を併せつつ、時空間をさらに広げてモニタリングする第3世代の育成が急務となっている。そこで、本企画では、若手研究者や学生を対象に、バイオロギング・システムのセットアップおよびデータ解析スキルの向上を目的とした講習会を開催し、人材育成を図る。


日時:2010年11月4日(木)~7日(日)
場所:厚岸臨海実験所、標津サーモンパーク
費用:交通費(札幌や函館から釧路までのJR)・宿泊費を支給します。食事代は自己負担。
募集対象・条件:原則として北海道大学大学院博士課程大学院生 (10名)
10名以上の場合には、書類選考をする場合があります。
内容:標津サーモンパークおよび厚岸臨海実験所において、データロガーのセットアップ、魚への装着および回収、データ解析について学びます。選ばれた方には、レポート提出を求めます。
応募締切:応募用紙に必要事項を記入の上、10月20日(水)17:00までに下記メールアドレスまで応募用紙を添付して送付のこと。
yo_mitani(at)fsc.hokudai.ac.jp

 

プログラム
11/4(木) 標津サーモンパーク
13:00 釧路駅集合 レンタカーで標津へ移動
16:00 標津サーモンパーク着
16:30 実習説明、機器セットアップ、浮力体作成
18:00 夕食

11/5(金) 標津サーモンパーク
09:00 装着 実験魚観察
12:00 昼食
13:00 研究発表会(一人20分)
15:00 データロガー回収
17:30 ダウンロード、データ確認
18:00 夕食

11/6(土) 厚岸臨海実験所
09:00 厚岸へレンタカーで移動
12:00 昼食
13:00 Ethographer演習
18:00 夕食

11/7(日) 厚岸臨海実験所
09:00 解析結果プレゼン
12:00 解散

参加教員:宮下和士(北方生物圏フィールド科学センター・准教授)、三谷曜子(北方生物圏フィールド科学センター・助教)、坂本健太郎(獣医学研究科・講師)


お問い合わせ先:
三谷曜子(北方生物圏フィールド科学センター 生態系変動解析分野 助教)
E-mail: yo_mitani(at)fsc.hokudai.ac.jp
Tel&Fax: 0138-40-8836

興味のあるあらゆる方の問い合わせを歓迎します。

※本プログラムは、グローバルCOEプログラム「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」人材育成自由企画「長期生態学研究促進のための人材育成プログラム」により実施されます。

doc参加申し込みフォーム

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