IFES-GCOE グローバルCOEプログラム 「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」
         北海道大学大学院環境科学院/農学院環境資源学専攻

GCOE人材育成自由企画 「エゾシカ保護管理と希少猛禽類保全の両立を図るためのセミナー」(第2回目)のお知らせと参加者募集

6月末に開催された標記の第1回セミナーでは、エゾシカとシマフクロウの専門
家による両種の基本的生態に関するお話をじっくりと伺うことができました。
普段なかなかまとまって聞く機会のないお話で、非常に貴重な機会でした。

さて、第2回セミナーでは、エゾシカと希少猛禽類それぞれの保護管理の現状
や課題について、専門家の方々にお話頂き、特に両者の保護管理がバッティン
グしている部分について、詳しい話を伺います。それぞれの保護管理の背景と
なる考え方や今の取り組みの舞台裏まで話し合えることが期待できます。

いろいろなかみ合わない部分が出てくる事が予想されますが、どういう部分が
かみ合っていないのか、その背景に何があるのかを確認することに、今回のセ
ミナーの意義があります。つまり、軋轢に取り組むにあたって、現状をその背
景も含めてきっちりと把握し、その過程を参加者と共有することで、その軋轢
を乗り越えようというものです。軋轢を解消しようとするのではなく、軋轢を
認めた上でどう付き合っていくかを皆で考えようというものです。

このセミナーに参加する人を募集します。第1回のセミナーに参加していなく
とも構いません。2回目からの参加でも内容を理解して頂けるよう、ある程度
の準備は致します。おおよその参加者数を把握したいので、参加希望者はでき
るだけ早く下記までご連絡頂けると助かります。
また、当日の飛び入り参加もOKです。
多数のご参加をお待ちしています。

今後のセミナー予定:(内容が変更される場合もあります。)

第二回セミナー:
10月3日(土)10~17時。農学部N11講義室。
「エゾシカ、及び希少猛禽類三種の保全・管理の現状、及び論点の整理」
講師:梶光一氏(東京農工大学)宇野裕之氏(北海道環境科学研究センター)
竹中健氏(シマフクロウ環境研究会)中川元氏(知床博物館)白木彩子氏(東
京農業大学)の豪華メンバー。

第三回セミナー:
11月13日(金)~15日(日)の二泊三日。
「知床での現地視察、及びロールプレイングゲームによる専門家との討論会」

第四回セミナー:
2010年1月30日(土)で調整中。農学部内の会場を検討中。
公開シンポジウムで市民も交え、課題を整理し議論する。

問い合わせ、及び連絡先:今榮(いまえ)博司(農・森林政策D3)
農学院N309号室、内線2514、(メール)imae◆for.agr.hokudai.ac.jp
◆=@

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