研究内容
分子形状選択触媒の構築

ヘテロポリ酸という高機能な触媒を素材として、望みの生成物のみ選択的に合成する「分子形状選択触媒」を設計し合成している。余分な無駄なものを出さない効率の良い化学反応を目指している。この材料は本研究室のオリジナルである。

触媒構造の原子・分子レベルでの制御 (11 KB)

環境改善、クリーン化学プロセス構築など、触媒に要求される性能は極めて高い。この要求を満たすには、触媒の精密な構造設計が重要である。当研究室では、触媒細孔を精密制御した新しいマイクロポーラスヘテロポリ酸を合成した。

分子の大きさを認識できた

分子サイズによる通り抜けの可、不可 (14 KB)

偶然の発見

1994年のある日、N君が妙な組成のCs2.1H0.9PW12O40がなぜか不活性であることを報告した。これがきっかけとなって超微細孔をもつ数種のヘテロポリ酸塩の合成につながった。

新しい反応系へ展開中