◇◆◇研究補助員(リサーチアシスタントRA)募集◇◆◇



北海道大学地球環境科学研究院は低温科学研究所と合同で、21世紀COEに採択された「生態地球圏システム劇変の予測と回避」のための研究拠点を作り上げています。


 そのためには研究補助員としてプロジェクトに参加しつつ博士号取得をめざす博士後期課程の学生諸君の力も必要です。以下の目的と計画に沿った研究補助員を募集しますので、要項にしたがって応募してください。


1.目的
 自然科学に基礎をおいた地球環境科学の研究教育組織を確立し、地球環境の保全と改善に貢献するために、次の目的を掲げる。
(1)『地球温暖化・オゾン層破壊』の将来予測を行い、環境破壊にともなう『生態機能低下』の解明を目指す。特にフィールド科学を基盤にして、地球環境変化における寒冷圏の役割り及び熱帯域との対比に注目し、地球圏と生態系の相互作用が鍵となる劇的変化を予測する。
(2)劇的環境変化を回避する方策を立案し、現場実験でその試験と評価を行い、地球環境の保全と改善に関する提言を行う。


2.計画
 北海道の自然の中で基礎を築いた自然科学、とりわけフィールド科学に秀でた本学の特長を生かし、寒冷域に軸足をおく地球環境科学研究の中心となる。
(1)寒冷域研究及び地球圏・生態系研究の実績を基礎に、北東アジアと北西太平洋の観測を進める。熱帯域との対比を軸に生態地球圏システムの解明をめざし、全球環境変化モデルの開発、検証、改善をおこなう。
(2)生態系・地球圏の統合プロジェクト研究を通じて、広い視野をもつ若手研究者を育成する。地球環境システムの基盤学問分野から、地球環境問題解決を目指す目的追求型研究へと、若手研究者を導く。



3.研究課題
 上記の目的と計画にふさわしい問題解決型研究課題およびそれに資する基盤分野研究課題と計画を1000字程度でまとめ提出してください。具体例としては以下のものをあげますが、それ以外でもよいアイデアがあれば提案してください。


4.指導教員
 大学院環境科学院から指導教員を選んで氏名を書いてください。ただし、その教員の了解をとってから応募すること。


5.勤務条件
 博士論文研究に役立つ研究補助作業を週20時間程度行い、規定で定められた謝金を受けます。年額100万から120万がめやすとなります。原則として3年次まで継続しますが、毎年報告書を提出し、それに対する評価を受けますので、研究進捗状況によっては打ち切られることもあります。留年した時は打ち切ります。なお学術振興会特別研究員は採用しません。
 RAは本学院の環境起学専攻起学研究コースに入学して研究を進めることがふさわしいですが、他専攻に入学する学生からもRAに採用します。


6.募集人員

 17年4月博士後期課程へ入学する学生から約10名程度。
 それ以外の博士後期課程に在学している学生を若干名。


7.応募書類締め切り
17年度博士後期課程入学希望者の入学願書受付期間と同時(平成17年1月11日〜1月26日)。
研究計画書にも氏名・専攻を忘れずに記入してください。



8.応募書類提出先
地球環境科学研究科 学術助成掛




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