スイスアルプス野外実習 2006年度実習報告
−−北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習−−
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スイス野外実習9日目


ここは、国境の街バーゼル。週末の自由行動を、僕はベルン、バーゼルと町歩 きをして過ごしました。バーゼルは真ん中をライン川が通り、スイスでは珍し い港湾機能があるので産業も盛んで、美術、建築も見る物がいっぱいありまし た。

伝統的な古い街並みのベルンに比べ、バーゼルではメッセやメッセタワーといっ た新しい建物も多く見られましたが、それも古い街並みと違和感無く調和して 美しいです。勿論、市庁舎や大聖堂といった古い建物も素晴らしいです。写真 は、マリオ・ボッタという近年の有名建築家が手掛けた国際決済銀行の建物。 青みがかったグレーのストライプが素敵です。

スイスの何処の街にも共通して言えるのが、噴水が多いこと。多くの水は飲め るので、水筒を持って歩く必要がありません。そして、どの噴水にもオブジェ が付いていたり、趣向を凝らしてあるので見ていると面白いです。バーゼルで 見付けたこの噴水広場には、目から水が飛び出てくる物や、足がくるくる回っ て水を掻き上げている物など機械仕掛けのオブジェがいっぱいあって賑やかで した。

バーゼル駅から列車に乗ってチューリヒへ。実は、スイスで最初に出来た駅が バーゼル。スイス国鉄駅の隣には、フランス国鉄駅。更に、ライン川を渡って 少し離れた所にドイツ国鉄駅もあります。まさに国境の街。チューリヒまでは 約一時間、過ぎ去る風景を眺めながら、チーズとワインを頬張って、気分は 「世界の車窓から」。

午後、水理水文氷河学研究所(VAW)の講義室に集合。先日の、アレッチ氷河 上での観測を五つのグループに分かれて翌日の発表に向けて準備します。班に よっては、夕食もそこそこに夜中まで掛かってパワーポイントを作製している 所もありました。

昼までは晴れていたのに、夕方からチューリヒは雨。夕食は、多国籍のフード コートへ。日本人がいて、寿司もありました。たまには、こういう所でアジア 料理を食べるのもいいもんです。毎日、パンとチーズとハムでも全然構わない ですけどね。
文責  坂田 大輔

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