スイスアルプス野外実習 2012年度実習報告
--北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習--
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スイス実習・9/5

午前:Kleine Scheidegg (08:30) → Jungfraujoch (09:22)
   Jungfrau高地観測所訪問、Aletsch氷河の観察
午後:Jungfraujoch(16:00) →Kleine Scheidegg(16:50)
夕食後:スライドショー

本日のできごと


Kleine Scheideggの宿からの景観は抜群です!
アイガー、メンヒ、ユングフラウといった4000m級の山々を一望出来ます。 そして、写真はアイガーです。美しすぎる . . . この山の裏側には、今日訪れるAletsch氷河が広がっています。



山岳鉄道に乗り込み、Jungfraujochへ向かいます。路線は山腹にトンネルをあけ続いておりKleine Scheidegg(2061m)からJungfraujoch(3454m)まで駆け上がります。


車内のアナウンスはハイジでした。英語やドイツ語、中国語は普通なのに日本語は、ハイジでした。なぜ . . . ?


Jungfraujochに到着し、併設されている観光施設をめぐりました(左上)。今年はJungfraujoch開設100周年という事でイベントが開催されていました(右上)。氷河内のトンネルに入ることができます。氷結晶のエッジングという現象や堆積物の観察ができました(下)。


Jungfrau高地観測所を訪問しました。この観測所で研究をしているJoanさんに観測施設について説明をしてもらいました。既に標高は3500mを越えておりだいぶ息苦しかったです。


観測所の屋上からの景観は最高です。この天気なら午後から間違いなく氷河上に出れそうです。写真はAletsch氷河です。スイス最大の氷河で、面積120 km2、長さ23 kmあります。綺麗なメディアルモレーンが見て取れます。しかし、近年温暖化による影響で涵養域でもクレバスが露わになってきているということです。


遂に氷河へ!!


1時間ほどメンヒスヨッホ山小屋を目指し氷河上を歩きました。


山小屋への道中で中村先生と石川君はAletsch氷河の積雪観測を行いました。




帰りは一つ前の駅で下車し、ラテラルモレーン上を探索しながら宿を目指しました。あんなに晴れていたのに、一面ガスが張り出しました。山の天気は本当に変わりやすいです。時より見える山の姿に感動しながら歩を進めます。




地形学のプロフェッショナル澤柿先生と行動を共にすると、何気ない景観や地形、地質が様々な意味を持つことを知れます。




夕べの集いです。普段の講義では聞けない教員の方々のお話から、学生はそれぞれの将来に思いを馳せました。

文責  箕輪 昌紘

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