Summary:
現代社会は資源・エネルギーの大量消費の上に成り立っています。しかし、資源・エネルギーの大量消費は、様々な環境問題を引き起こしました。また、化石資源は有限なので、いつかは必ず枯渇します。触媒化学は環境問題や資源枯渇の問題を解決するためのキーテクノロジーです。当研究室では“We do not inherit the earth from our ancestors, we borrow it from our children.(この地球は先祖からの贈り物ではなく、我々の子供達から少しの間借りている物なのだ)”の気持ちを大切に、環境浄化や環境保全に真に貢献する固体触媒・固体材料の開発を行っています。
高性能な固体触媒の開発には、目的とする反応を高速かつ高選択的に進行させる活性点の設計が不可欠です。さらに、実際に観測される触媒性能は触媒上にある多数の活性点で起きた反応の合算値なので、生来不均質な固体の表面に活性点を均質にできるだけ多く構築しなければ、優れた固体触媒にはなりません。私たちは、構造が明確で触媒として素質の良い触媒材料(合金ナノ粒子、分子性酸化物クラスター、結晶性酸化物)のナノ構造を積極的に制御することを基本コンセプトとして、高性能触媒の開発を進めています。
Keywords: グリーン合成, バイオマス変換, 多元機能触媒
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