Graduate School of Environmental Science

環境科学の座標軸を提示する

Takafumi Gotoh

  • Title: Professor
  • Course:
    • Division of Biosphere Science
      • Course in Agro-Ecosystem Science
  • URL:
  • Summary: ウシは本来ヒトが消化できない植物中繊維質を分解吸収し、タンパク質源として食肉を生産し、ヒトに供給する物質循環機能を担う草食動物です。現在の牛肉生産は、高騰する輸入飼料の多量給与による経営困難、糞尿の処理問題、BSE等食の安全、霜降り肉志向に硬直したマーケット及び飼養におけるアニマルウエルフェア等、多くのシフトすべき課題を抱えています。一方、日本は山地が多い上に荒廃農地や過疎化による限界集落の増加等、多くの問題も抱えています。しかし、そこには植物資源があります。新しい生物科学概念「代謝プログラミング」研究をシーズとして、ウシの代謝についてエピジェネティクスを応用した飼養方法で早期に制御し、飼料には日本の豊富な植物資源を放牧活用する研究しています。また、その飼養管理には先端ICTや宇宙技術を活用する研究を行っています。販売には、エシカル(倫理的な)ダイレクトマーケット構築を検討しています。このような取り組みにより、若い農業者が未来に希望をもち、産業として世界と戦えるような畜産業の構造改革を目指して、牛肉生産のシステムデザイン的研究を行っています。
  • Keywords: IoT&Space放牧管理システム, 代謝プログラミング, 和牛, 家畜栄養生理学, 家畜生体機構学, 牧草牛肉
  • Contact to office

    Graduate School of Env.Science / Faculty of Env.Earth Science Hokkaido University N10W5 Sapporo Hokkaido 060-0810 Contact/Counsel
  • Monthly Archives

  • Category Archives

Graduate School of Environmental Science, Hokkaido University