環境科学院について

学院長あいさつ

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環境科学院とは
 これまで、私たちの生活は、限りある天然資源の利用により維持されてきました。しかし、それにより地球上では、不可逆的な気候変動が生じ、生命システムの安定性を脅かす生物多様性の減少が起きています。世界の人口は、今後も30%以上の増加が見込まれ、地球環境のさらなる悪化が予想されます。もしも、私たちが現在のように天然資源を使用し続けるならば、我々の生活を支えるためには、計算上2050年までに、地球と同じ惑星が2つ以上必要とされています。しかし、私たちの住む‘地球’は唯一無二のものであり、未来に向かって受け継いでいかなくてはいけないものです。現在、世界は過去に類のない環境変動に直面し、私たちは多様な環境問題の解決に挑戦しなくてはいけません。「環境科学院」は、北海道大学において、地球規模の環境問題の解明と解決を目指す研究者、および高度専門職業人を養成する教育・研究組織です。

歴史と背景
 環境問題の解決のために、私たちは効率的な資源利用および低炭素経済・社会へと、速やかに移行しなくてはいけません。この変化に対応するためには、早急かつ計画的な方法による、研究と改革が必要です。さらに、その環境問題の持続的な解決には、多くの異なる領域での科学的研究と、その学際的研究チームの構築が必要です。
 私たちの大学院は、1977年に「環境科学研究科」として設立されました。それは、物理学、生物学、化学、環境科学などの異なる専門知識や概念を共有し、地球環境問題の解決のための教育・研究を実践する日本で最初の大学院でした。その後、1993年には「地球環境科学研究科」、2005年には「環境科学院」と改組を経て、現在に至っています。現在、環境科学院は、北海道大学の7つの研究院・研究所・センター(地球環境科学研究院水産科学研究院低温科学研究所電子科学研究所触媒科学研究所北方生物圏フィールド科学センターおよび北極域研究センター)に所属する、約130名の多彩な専門分野の教員により運営されています。

環境科学院が目指すもの
 環境科学院の任務は、我々の暮らす地球環境を理解し、その保護のための新しい知識を創出し、そして、低炭素社会と効率的な資源利用を行う社会へと導く、技術や手法を開発することです。さらに、環境科学院の重要な役割は、優れた研究を行い、質の高い教育システムを大学院生に提供し、社会に対してインパクトのある意識改革をもたらすことです。従って、実践されている教育・研究は、地球環境に関わる多様な現象や問題、そして将来予測が広く網羅されています。本大学院での多彩で、豊富な学習経験や研究活動は、学際的、かつ質の高い環境科学研究の素地を提供するものです。来る未来に向けて、私たちの大学院は、学問領域を越えた研究の進展、世界のリーダーを担う次世代の育成、地域と世界を超えた柔軟な教育・研究体制の構築を目指していきます。

学院長 大原 雅


充実した教育を提供


  • 環境科学院は、北海道大学の7つの研究院・研究所・センター(教員が属する組織)の教員が関わる学院(大学院生が属する組織)です。
  • 多様な研究分野と教育資源、広大な研究林・最先端の計測機器などを有しており、南極学カリキュラムに代表されるユニークな取り組みも行っています。

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学生の多様性と柔軟な教育進路

さまざまな経歴を持つ学生を受け入れます
  • 環境科学の基盤学問学部を卒業した学生に加え、経済学や医学といった他分野出身の学生も基礎学力に基づいて評価し、広く受入れます。
  • 社会人を受入れるため、長期履修制度を設けています。
  • 外国人留学生には、英語による体系的な授業により、英語のみで修了できる体制を整えています(EPEES)。
柔軟な教育進路
  • 基盤専攻の修士課程と博士後期課程で、環境科学の基盤となる学問領域に集中する。
  • 基盤専攻修士課程の後、環境起学専攻博士後期課程で目的指向型の研究を通じた教育を受ける。
  • 修士入学時から一貫して、環境起学専攻で目的指向型研究を行い博士をとる。
  • 環境起学専攻の修士課程で、環境問題に対する広い視点を養う。

環境科学院の専攻構成と入学定員

目的指向型専攻と基盤学問分野専攻が互いに支え合う

「環境起学専攻」地球環境の緊急課題の解決を目指す目的指向・分野統合型の専攻
「地球圏科学専攻」「生物圏科学専攻」「環境物質科学専攻」環境科学の基盤学問領域を担当

環境科学院・四つの専攻

環境起学専攻

環境問題の解決を目指す君に。

地球圏科学専攻

雪と氷と海と空を知ろう。基礎科学から自然災害研究まで。


生物圏科学専攻

生物圏の研究なら、我が国最大のフィールドサイエンスの拠点で。


環境物質科学専攻

グリーンケミストリー/環境修復・浄化プロセス/生物資源利用


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北海道大学 大学院 環境科学院 / 地球環境科学研究院