IFES-GCOE グローバルCOEプログラム 「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」
         北海道大学大学院環境科学院/農学院環境資源学専攻

グローバルCOEプログラム「統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成」
北海道大学大学院環境科学院/農学院環境資源学専攻

長期生態学研究教育プログラム参加者募集のお知らせ  (9月13-22日,応募締切7月22日)

アメリカのLTER(長期生態学研究)サイトH.J.Andrewsの訪問を通じて、長期生態学
研究の進め方を学びませんか?

生態系とは、物理的な環境とそこに生息する生物群集の相互作用から構成される複雑
なシステムであり、生態系外あるいは系内でのエネルギーや物質の循環によるプロセ
スを通じて、生態系機能を有している。その結果、我々はさまざまな恩恵(生態系
サービス)を受けている。一方、生態系機能は生態系の構造や環境要因、人間活動の
影響を受けるため、時間的、空間的変動が大きい。また近年の地球規模での環境変化
による影響を明らかにすることは緊急的課題である。このような時空間的変動が大き
い生態系の構造や機能を理解するためには、長期的視野に立ったネットワーク型の生
態系研究が必要である。また、この取り組みにおいては、長期的なデータを研究者間
で共有できるデータベースを整備することが極めて重要である。
本企画では、国際的観測拠点における生態学やデータベース整備に関する情報収集・
意見交換や、フィールドを実際に見て北海道との環境条件の違いや生態系構造・機能
の違いを肌で感じる体験を通じ、国際的スケールで長期生態学研究を促進できる人材
を育成することを目指す。

日時:2010年9月13日-22日

内容:世界的に有名な米国の長期生態系観測サイトであり、森林や河川生態系の生物
地球化学、水文、地質、生態系構造に関する統合的・長期的研究が行われているH.J.
Andrews実験林(オレゴン州)を訪問し、そこでの研究成果やデータベースの活用に
ついて情報交換する。H.J.
Andrewsでは森林管理(施業)が生態系機能に及ぼす影響という観点からも研究が行
われている。

費用:全行程フライトおよびH. J. Andrewsでの宿泊代は不要。食事代は自己負担。

募集対象条件:原則として北海道大学大学院環境科学院および農学院環境資源学専
攻の博士課程大学院生
2名。
応募用紙に必要事項を記入の上、7月22日17:00までにcaribu(at)fsc.hokudai.ac.jp
へお送りください。
参加者は7月22日の時点でパスポートを所持していることが望ましい(未所持者は応相
談)。
締め切り後、選考結果をお知らせします。
選ばれた方には、帰国後にデータベースに関するワークショップへの参加、およびレ
ポート提出を求めます。

詳細はこちらをご覧ください。
http://gcoe.ees.hokudai.ac.jp/inet/?p=234

doc応募用紙ダウンロード

お問い合わせ先:
福澤 加里部(北方生物圏フィールド科学センター/GCOE特任助教・国際プロジェクト
推進室)
E-mail: caribu(at)fsc.hokudai.ac.jp / Tel: 01654-2-4264 Fax: 01654-3-7522
興味のあるあらゆる方の問い合わせを歓迎します。
※本プログラムは、グローバルCOEプログラム「統合フィールド環境科学の教育研究
拠点形成」人材育成自由企画「長期生態学研究促進のための人材育成プログラム」に
より実施されます。


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