研究室紹介
北海道大学大学院環境科学院
環境物質科学専攻 ナノ環境材料コース
小西研究室
研究テーマ
1)ナノ金属種(クラスター)と機能性有機物・金属錯体からできた超分子複合体の創製と構造解析、2)異種物質間相互作用を駆動力とするセンシングや触媒などの機能開拓
有機化学、無機・錯体化学などの合成化学を基盤として、金属クラスター(Au, Ag)、半導体クラスター(CdS, CdSe)などの無機金属種の機能開拓を行っています。特に、無機表面での機能性有機物・金属錯体との異種間相互作用を機能発現の鍵と位置づけ、分子認識や超分子化学の観点から検討を進めることで新機能の開拓を目指しています。
- 合成化学的手法によるクラスター無機表面近傍への認識場の構築
- 機能性有機物・金属錯体、各種ゲスト化合物との相互作用(反応)と超分子複合体の構造・特性解析
- 相互作用に誘起される構造・物性・反応性の変化を利用したセンサーや触媒への応用
関連分野
無機・錯体化学、有機化学、高分子化学、コロイド・界面化学
モットー
・流行は「追う」のではなく「作り出す」もの
・研究も遊びも楽しくやりましょう
研究室の生活
通常は実験がメインとなります。オフィシャル、プライベートを問わずディスカッションは緊密に行い、具体的な実験方法だけでなく、研究の方向性のたて方を学んでいきます。 さらに成果が出た場合には学会で発表します。これまでに在籍した学生は、日本化学会を始めとする全国規模の学会で最低一回は発表しています。
→ 所属学生の発表、受賞状況
年中行事
研究の合間には、北海道ならではの楽しみを満喫できます
夏:大学構内でジンギスカンパーティー 、夏の学校参加ついでの温泉三昧
秋:豊平峡日帰り紅葉温泉ツアー
冬:スキー旅行(ニセコ、キロロ、富良野)
その他:年を通して何かあれば随時飲み会 ・・・
大学院生・研究生(PD)募集
大学院学生を募集しています。分野は、有機化学、錯体化学、無機化学、高分子化学などですが、その他の分野で卒業研究、修士研究をされている方も歓迎します。電話(011-706-4538)あるいはメールでお問い合わせください。研究室見学は随時受け付けています。
修了生・出身者の進路
博士課程修了生:キヤノン 旭化成 JSR
修士課程修了生:凸版印刷 豊田合成 信越化学 シード チッソ 日東電工 日亜化学 田中化学 など
研究員など:大学助教(名工大)、産総研研究員
研究室沿革
-本研究室は、東京大学大学院工学系研究科講師(相田研究室所属)であった小西の北海道大学地球環境科学研究科への異動(2000年12月着任)に伴いスタートしました。小西は科学技術振興事業団(JST)の「さきがけ研究21(PRESTO)」のプロジェクトに参加しており、その研究員も兼務していました(2003年9月終了)。
設立当初から約3年、地球環境科学研究科に実験室がありましたが、学内プロジェクトで2004–2008年まで北キャンパスの創成科学研究棟に研究室を移動していました。2008年3月より現在の地球環境科学研究院の建物に戻ってきています。