海洋圏科学コースの概要
海洋における生物生産過程の特徴と、さまざまな環境インパクトに対する生物群集の応答と適応などについて理解する。具体的には、船舶を用いたフィールド調査や実験室内での模擬実験等を通して、生物生産過程と密接に関連している物理環境と化学環境の変化が,海洋生態系に及ぼす影響を解明する方法を学ぶ。さらに、これら環境因子と生物生産過程の相互作用を理解することに関する教育・研究を行う。
海洋圏科学コースに至るまで
海洋圏科学コースでは水産学部の卒業研究をセミナーや実験、フィールドの観測を通じて指導を行っております。大学院ではより専門的な教育と研究を行っております。
学士取得後もより専門的で実践的な研究を行いたい場合は環境科学院へ進学ください。大学院では、北海道大学に限らず、海洋圏科学コースで海洋学を学びたい学生を幅広く募集してます。大学院進学にあたり重要なことは何を研究させてくれるかではなく、主体的に何を研究できるかです。当コースは海洋化学の専門家を擁し、水産海洋学と環境問題について研究できる希少な場所です。
まずは研究室訪問を行い、研究室の雰囲気を体験してみてください。
受験に必要な参考書
コースの入試問題は学院のホームページで公開されていますが、共通問題を解くため の参考書として以下の書籍を学生諸君に勧めます。
- 海洋学(ポール・R・ピネ著)東海大学出版会
- 生物海洋学入門(C.M.Lalli and T.R.Parsons著)講談社サイエンティフィック