スイスアルプス野外実習 2007年度実習報告
−−北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習−−
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スイス実習・9/3

スイス連邦工科大学にて講義を受講
この日は、スイス連邦工科大学(ETH)の水文水理氷河学研究所(VAW)を訪れました。ホテルからETHへは、トラムを使って移動。トラムはZürichをくまなく巡っていてとても便利でした。

ETHに着いて少し時間があったのでETH内を散策。するといつの間にか街に出ており、大学と街との境目がなく、どこからが大学で街かがわからないぐらいにETHはチューリッヒに溶け込んでいました。写真は街に出たところ。


まず午前中にM.Funk教授に講義をしていただきました。
アルプス氷河の前進後退やマスバランス、Eigergletscherでの懸垂氷河の崩壊の観測とシュミレーション、 Untergrindelwald氷河での氷河末端部分崩壊の危険性等について話して下さいました。英語で講義を聴くので理解できるか多少の心配もありましたが、ゆっくり話して下さり理解することができました。


昼食はETH内の食堂で食べました。これはトンカツのような食べ物(シュニッツェル)でおいしくいただきました。またスイスでは有名なrivellaという飲み物も飲みましたが、オロナミンCのような味でした。ちなみに写真のは、赤バージョン。青、緑バージョンもある。


昼食後、ETH内を散策。ETHの建物はどれも写真をとりたくなるくらいに立派な建物が多くありました。また売店には、ETHのTシャツがあったので後日お土産に買って帰りました。

午後からは、M.Lüthi博士と博士課程の学生Fabianさん、Mauroさん、Patrickさんに講義をしていただきました。M.Lüthi博士には、グリーンランド氷床の流動、氷床中の熱の層構造、tide water等について話して下さいました。午前、午後と英語での講義で集中力がいつもの数倍必要でしたが無事ついていくことができました。

Fabianさんには、Gorner氷河で地震計を使って、氷河のどこで破壊が起こっているかについて話して下さいました。

Mauroさんには、Gorner氷河でdye tracerを使って融解水の経路や遅れについて話して下さいました。

Patrickさんには、Gorner氷河でGPSやセオドライトを使って数値モデルでの氷河の流動について話して下さいました。

講義の後、Heinz教授がホームパーティに招待して下さいました。一行はHeinz教授宅のあるZofingenへ。Zofingenは、Zürichから電車で40分ほどの街。写真はHeinz教授がソーセージ、ズッキーニを料理しているところ。いいにおいに誘われて思わず集まってしまいました。


ソーセージ、ズッキーニ、ジャガイモ等と、とてもおいしかったです。ビールもおいしく話も弾み、夜遅くまでお邪魔しました。これから始まる実習への大きなエネルギーになりました

文責  高橋 雅博

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