スイスアルプス野外実習 2006年度実習報告
−−北海道大学環境科学院 地球雪氷学実習−−
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スイス野外実習2日目


目が覚めるとそこは夢の国でした。写真は聖母聖堂から見下ろしたチューリヒ の街。今までに見たことのないほどの絶景で、その中から聞こえてくる鐘の音 がぼくらを歓迎してくれているようでした。スイスの玄関口である国際空港を もち、日本からの直行便が結ぶ街。他の都市からもアクセスしやすく旅の拠点 として理想的な街。美しい建物が並ぶ旧市街の散策を楽しめる小都市の魅力を 持ちながら、経済や文化の中心を担う街。

午後からは、スイス連邦工科大学(ETH)で2人の教授に講義をしていただ きました。このETHはアインシュタインが学び、教えた大学としても有名で、 世界各国からの研究者や留学生が集まっています。

詳しくはこちら。 http://www.ethz.ch/index_EN

ETHでMartin Funk教授にこの実習初めての雪氷学の講義をしていただきました。 山のふもとの都市への安全面などから、氷河の崩壊による大きな氷雪崩が起き る予測の重要性。また、どのように氷雪崩が起きるかについて、英語も聞き取 りやすいようにゆっくりと話してくれました。

Martin Funk教授について
http://www.vaw.ethz.ch/people/gz/funk

氷河の崩壊による氷雪崩のメカニズムについて http://www.vaw.ethz.ch/research/glaciology/

その後、同じくETHの大村教授に研究者として大変ためになるお話をいただ きました。まず発見、次に発見された事象の説明・情報の整理、そしてようや く応用、といった基礎研究の大切さを話していただきました。「研究者として 日々、学際的な気持ちで勉学に勤しむべきである。」とのことです。 このスイス実習の後半に、直接大村教授の講義を聞ける機会があるので、 その時までには最低限の心構えを・・・。

大村教授について
http://en.wikipedia.org/wiki/Atsumu_Ohmura

講義を終え、チューリヒを離れて一路ツォフィンゲンへ。ETHの教授であり、 スイス実習の引率者・杉山さんの友人であるハインツさん宅で行われるホーム パーティに招待されているのです。夕方からビール。明日からのこのスイス実 習のメインの部分が始まる。嵐の前の静けさ。 鋭気を養って、氷河観測を有意義なものにしよう。

楽しい楽しいホームパーティは夜遅くまで続く…。みんな楽しそうな顔しすぎ。 明日も早いので、食後にデザートとお紅茶をいただいて帰宅の途につきました。 本当に感謝の気持ちで一杯です。

Heinz Blatter教授について
http://iacweb.ethz.ch/staff/blatter/
文責  安田 優臣

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